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一方フランスではフローベルガーと交流があったとされる[[ルイ・クープラン]]や、その甥にあたる[[フランソワ・クープラン]]が多くの組曲を残している。ただしフランソワ・クープランの組曲(「[[組曲|オルドル]]」)は、同時代のバッハやヘンデルがフローベルガーの影響を強く残した「スイート」であったのと比べると、たしかに舞曲を中心としている点、同一の調性を持つ曲を組み合わせているという部分では「組曲」の特徴を持っているが、曲の配列(同一の舞曲が1つの組曲の中に複数含まれている点)や、標題つきの作品を含んでいる点では異色性を帯びている。
なお、これまでに述べた特徴は独奏曲に顕著な特徴であり、いわゆる[[管弦楽組曲]]は厳密には狭義の組曲とは異なるものである。他に組曲に類する形式としては、[[パルティータ]]、[[コンセール]](合奏体をコンセールという場合もある)があるが、狭義の組曲と比べると形式的な縛りは緩い。
 
=== 代表的な作品 ===
* [[ヨハン・セバスティアン・バッハ|バッハ]]:[[イギリス組曲 (バッハ)|イギリス組曲]]、[[フランス組曲 (バッハ)|フランス組曲]]、[[無伴奏チェロ組曲]]
* [[ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル|ヘンデル]]:ハープシコード組曲集
* [[フランソワ・クープラン|クープラン]]:クラヴサン組曲集
 
== ロマン派以降 ==