「李璘 (唐)」の版間の差分

'''李璘'''（りりん、生没? - [[757年不詳]]）は、[[唐]]の[[皇族]]。

第9代[[皇帝]]である[[玄宗 (唐)|玄宗]]の16男子。第10代皇帝・[[粛宗 (唐)|粛宗]]の異母弟。母は郭順義。生母は幼時に死去したため、異母兄の粛宗に養育された。容貌が醜く斜視だったが、聡明で学問好きだったという。[[安史の乱]]が起こると、[[江南]]・[[山南]]・[[嶺南]]などの4道[[節度使]]兼[[江陵]]大都督に任命され、反乱鎮圧に貢献した。

ところが江陵で半独立した政権を築き、次第に簒奪を図るようになった。遂757年に挙兵したが、戦いの最中で流れ矢に当兄の粛宗が派遣したっ将軍・[[皇甫セン|皇甫侁]]の軍勢に捕虜されて戦死し、斬られた。このとき[[李白]]も巻き込まれて連坐されたが、後に解放された。