「ろ過」の版間の差分

m (r2.5.2) (ロボットによる 変更: et:Filtreerimine)
前者はろ紙の物理的強度に優れるが、有効面積の約半分しか使用できないため、ろ過速度は遅い。後者は繰り返し折るため強度は弱くなるが、ろ過面積を有効に使えるため、ろ過速度に優れる。一般には残渣の回収率を重視する場合は前者が用いられ、ろ液のみを必要とする際などは後者を用いることが多い。
====減圧ろ過====
減圧ろ過とは、ろ過速度を向上させるために、ろ紙の下面を減圧して大気圧をかけてろ過するろ過方法を指す。これにより、自然ろ過では不可能であった高粘度物質のろ過や大量の沈殿のろ過が可能である。減圧ろ過の最も簡単な方法は、ろ過瓶と呼ばれる減圧可能なガラス瓶をろ液受けとして使用し、圧力が一箇所に集中することを防ぐために、ろ紙を平面の目皿に置く[[ブフナーロート]]を用いるものである。ろ紙を折らないため、残渣の回収率もきわめて高い。減圧ろ過ではろ紙がろ液に濡れたときの物理的強度を特に吟味する必要がある。'''吸引ろ過'''ともいう
 
====加圧ろ過====
加圧ろ過とは、減圧ろ過でもろ過しきれない物質に対するろ過法。耐圧の容器(加圧ろ過器などと呼ぶ)に、ろ紙とろ過したいものを充填し、ろ過液面上部を圧縮[[空気]]もしくは[[窒素]]などの不活性ガスで加圧する。理論的にはろ材もしくは容器が耐えうる圧力まで加圧することができるので、大気圧分までしか差圧が得られない減圧ろ過に比べて効率よくろ過を行うことができる。また、通常のろ紙ではこの圧力に耐えることができないため、専用に設計された'''ろ過板'''を用いることが多い。
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