「ランチャー」の版間の差分

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コンピュータにおけるランチャーにはいくつかの種類がある。Mac OS Xの[[Dock]]のように、複数の種類のインターフェースを複合的に組み込んだランチャーも存在する。
 
;パレット型
;パレット型 : 小さなウィンドウ画面に、よく使うアプリケーションなどの[[アイコン]]を並べ、アイコンをクリックすることで起動できる。Mac OS XのDockが典型的なもので、WindowsではWindows 7のタスクバーやWindows98/Internet Explorer4以降に搭載されたツールバー機能がこれに当たる。[[解像度]]の低いモニタでは場所をとるのが欠点で、また多くの機能を盛り込むと、必然的にボタン数が増えるのが難点である。数個から十数個程度の頻繁に使うアプリケーションを登録しておくのに向いている。
 
;メニュー型
;メニュー型 : Windowsのスタートメニューやメニューバー、Mac OS XのDockにメニューを設け、登録したファイルにアクセスすることができる。場所もあまりとらず、項目ごとに整理が出来ることから、マウス操作が主体のユーザーには向いている。ただし、あまりに大量の項目を登録すると項目数や分岐が増え、必然的に操作ステップが増える。
 
;ホットキー型
;ホットキー型 : 任意のキーを入力するだけで指定のファイルにアクセスできるランチャー。例えば[[コントロールキー]]と任意のキーを続けて押すことで機能を呼び出す。画面上にはなにも現れないため場所をとらないが、何を登録したのか、どのキーで起動するのかを覚えていなければならないので、初心者には使いにくい。
 
;検索型
;検索型 : ファイルの名前を入力することで、ランチャーに登録した項目、あるいは記憶媒体全体から検索して起動する。Windowsの「名前を指定して実行」、Mac OS Xや[[iPhone OS]]の[[Spotlight]]がこれにあたる。たいていは[[インクリメンタルサーチ]]によって検索されるので、名前の一部しか覚えていなくても起動できる。
 
;ホットスポット型
;ホットスポット型 : 画面の四隅(ホットスポット)にマウスポインタを移動することで登録したプログラムを起動する。Windowsでは、メニューバーを隠す設定にした状態と同じである。大抵はシフトキーなどを同時に押すことで登録数を増やすことができる。場所をとらないが、画面解像度が大きい場合はマウスポインタの移動する距離が増えることになる。また誤操作による呼び出しもしばしば発生するため、あまり動作の重いソフトウェアには利用しがたい。
:ただしこの方式は、[[タッチパネル]]のような画面に機能を仕込む点では洗練された方法の一つと考えられており、[[Garnet OS|Palm OS]]で利用される「DA」というソフトウェア群は、DAランチャーで呼び出される。操作面では、画面の四隅をタップ([[スタイラス]]で突付く)する事でDAランチャーのメニューが現れる。