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{{Otheruses|遺伝学用語|国際石油資本|エクソンモービル}}
'''エクソン'''(exon、'''エキソン'''と表記される場合もある)は成熟した[[mRNA]]に残る[[塩基配列]]で、その一部は[[タンパク質]]合成のための[[アミノ酸]]配列[[翻訳]]される領域を含むものがあり、その場合は[[タンパク質]]が合成される。
 
一般にmRNAでは、[[スプライシング]]反応によってつなぎ合わされた領域を'''エクソン'''と説明される。またスプライシングにより除去される部位を[[イントロン]]と呼ぶ。'''エクソン'''にはタンパク質に翻訳される'''[[コーディング領域]]'''(CDS、coding sequence)と、翻訳されない非翻訳領域('''UTR'''、 untranslated region)がある。UTR はコーディング領域を挟んで存在し、開始[[コドン]]より上流を 5' UTR、終止コドンより下流を 3' UTR と呼ぶ。
 
またタンパク質をコードしない[[リボ核酸]](RNA)もある。
 
'''エクソン'''の組み合わせの変化によって新たな[[遺伝子]]が作られることが、[[生物]]の[[進化]]に重要な役割を担っているという学説があり「エクソンシャッフリング」仮説と呼ばれる。これはタンパク質の機能単位である「モジュール」が'''エクソン'''と対応していることが多いことを根拠としている。