「沖縄戦における集団自決」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
68行目:
=== 軍の強制を否定・疑問視する立場 ===
====疑問視する論者====
集団自決は「軍の命令だった」とする意見や、「強制があった」や「関与があった」とする曖昧な指摘を否定・疑問視する意見が軍命をしたとされる本人や体験者、研究者、ジャーナリスト等から出ている。[[2009年]][[5月1日]]発売の[[うらそえ文藝]]第14号で、沖縄県文化協会長[[星雅彦]]と[[沖縄タイムス]]や[[琉球新報]]を執筆していた[[上原正稔]]は慶良間諸島の赤松嘉次隊長と梅澤裕隊長が軍命を出した事実は一切なく、沖縄県内のマスコミによってスケープゴートとされているという内容の論文を発表した<ref name="世界日報20090610">[http://s01.megalodon.jp/2009-0614-0002-20/www.worldtimes.co.jp/today/kokunai/090610-4.html 「集団自決の軍命はなかった」作家の星雅彦、上原正稔氏が会見 沖縄県庁] 世界日報 2009年6月10日付 閲覧</ref><ref name=sankei20090610>[http://sankei.jp.msn.com/life/education/090610/edc0906102117005-n1.htm 沖縄集団自決「軍の命令ではない」 地元誌が特集記事] 産経新聞 2009年6月10日付 閲覧</ref>。2009年[[6月9日]]には[[沖縄県庁]]で星雅彦、上原正稔は記者会見を開き、「あたかも2人を悪者に仕立てた沖縄タイムスと琉球新報の責任は非常に重い」「真実が明らかになった今、沖縄県民は2人の隊長に謝罪し、人間の尊厳を取り戻すべきだ」「(「鉄の暴風」は)現地調査しないまま軍命による集団自決をでっち上げたという結論に達した」と訴えた<ref name="世界日報20090610"/><ref name=sankei20090610/><ref name=sakurasoTV1>[http://www.youtube.com/watch?v=rKzCll0_TSQ 1/2【沖縄集団自決】「軍命令はなかった」-『うらそえ文藝』会見・前半【桜 H21/6/15】] 日本文化チャンネル桜 2009/06/15</ref><ref name=sakurasoTV2>[http://www.youtube.com/watch?v=Xw7RKpGR7tQ 2/2【沖縄集団自決】「軍命令はなかった」-『うらそえ文藝』会見・後半【桜 H21/6/15】] 日本文化チャンネル桜 2009/06/15</ref>。
 
命令者とされてきた赤松元大尉の弟と梅澤元少佐は、後述のような証言・著書等を証拠として<ref>[http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/1121.html 書証一覧]</ref><ref>[http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/767.html#id_8abeae40 赤松手記]</ref> 、命令をしたと断言してきた[[大江健三郎]]の『沖縄ノート』<ref>[http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/697.html 沖縄ノートIX-「本土」は実在しない]</ref>)、家永三郎の『太平洋戦争』に関し、名誉毀損による損害賠償、出版差し止め、謝罪広告の掲載をもとめ、大江健三郎と岩波書店を訴えるに至った([[大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判|「集団自決」訴訟]])。
129行目:
[[週刊新潮]]は『誰も書かなかった沖縄』などの著作をもつ在沖縄作家で米軍基地就職専門学校グロリア・ビジネススクール校長[[惠隆之介]]の、「反対集会が開催された会場の最大収容人数は5万人で11万人を収容するには肩車の上に肩車をしなければ不可能な事、当日の会場には日傘を差したり、敷物の上に座っている人がいるなど、相当な空きスペースがあった事、主催者は明らかに嘘を言っているとし、自身が調査したところ参加者は最大で3万5千人程度だ」との意見を掲載し、一方で主催者発表の11万人のみを報道することについて他社を批判した産経新聞の報道について「例えば北朝鮮による拉致集会の参加者だったら産経は主催者発表を参加者数として報じるでしょう」との田島泰彦のコメントも掲載した<ref>『週刊新潮』2007年10月18日号</ref>。また同号では、沖縄県警が、参加者人数は公開しないと言明していることや、[[屋山太郎]]の数は問題ではないとの主張も掲載している。熊本大学の2人の学生が琉球新報一面に掲載された県民大会の空中写真に写った人数を計測した調査によれば、参加者の数はそれを更に下回る1万3千人にとどまったと[[つくる会]]の藤岡信勝は発表した。[[日本会議]]熊本や[[つくる会]]は、それを根拠として主催者発表の参加者数を誇大発表と断じ「政治的キャンペーンをするな」等の批判を行った。
 
[[テイケイ]]が、[[琉球新報]]が一面掲載した県民大会の空中写真を拡大して細かく分割して1人ずつカウントして集計した視認可能の合計が1万8千人程度であり、建物、木陰、写真外などを推定で加えても総数1.9万~2万人と算出し発表し、各政党や各新聞社、出版社に送付し、これを受けて産経新聞は10月28日朝刊に掲載した。また週刊新潮もテイケイの数字を使い『本当は<1万8179人>だった11万沖縄県民大会』との記事を掲載し、沖縄タイムスが「22万の瞳に答えよ」との記事を人数を11万からさらに倍加したと非難した<ref>『週刊新潮』2007年11月1日号</ref>。
 
また、産経新聞によると全日本学生文化会議の学生達が9月29日の沖縄県民集会について沖縄県民を対象にアンケートをおこなった結果、「参加した」が11.2%だったと報じ(これを単純に沖縄県の人口と掛け合わせると集会参加者は約15万3966人という数字が算出される)、[[高校]]の[[サッカー]]や[[バスケットボール]]などの部活動単位で集会に動員されたという生徒も多数いるというその調査結果を掲載した<ref>『産経新聞』2007年11月20日</ref>。
200行目:
== 外部リンク ==
* [http://web.archive.org/web/20080612130104/http://www.jiyuu-shikan.org/tokushu2.html 「沖縄集団自決:虚構の軍命令」(自由主義史観研究会)]
* [http://www.seisaku-center.net/modules/wordpress/index.php?p=464 沖縄集団自決・教科書から「軍命令」削除 検定撤回狙うNHKNHK報道(日本政策研究センター)]
* [http://blog.zaq.ne.jp/osjes/ 沖縄集団自決冤罪訴訟を支援する会]
* [http://www.youtube.com/watch?v=rKzCll0_TSQ 1/2【沖縄集団自決】「軍命令はなかった」-『うらそえ文藝』会見・前半【桜 H21/6/15】] 日本文化チャンネル桜 2009/06/15