削除された内容 追加された内容
MOAT (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
MOAT (会話 | 投稿記録)
9行目:
 
初期から積極的にミサイルの開発や宇宙船の開発に取り組み、[[パイオニア10号]]や[[パイオニア11号]]の製造にも関わっている。
 
現在のTRWオートモーティブ・ホールディングスの前身であるTRW Inc.には宇宙防衛部門があり、人工衛星、X線計測装置、軍事用通信装置、空中発射レーザー、艦隊衛星通信システムなどを含む航空宇宙防衛部品も取扱っていた。中でも代表的な製品は、アメリカ航空宇宙局(NASA)が惑星探査に用いたパイオニア10号用の人工衛星およびアポロ月面着陸船用降下エンジンが挙げられる。特に、アポロ13号のミッションにおいてはTRWのエンジンが地球帰還において重要な役割を果たしている。
 
1970年に月面着陸を目指してケネディ宇宙センターから打ち上げられたアポロ13号は、月へ向かう途中で酸素タンクの一つが爆発したため、月面着陸ミッションを中止し、軌道修正を行い、地球に帰還することになった。しかし、爆発により機械船のエンジンにも損傷を及ぼした可能性が高いと判断し、代わりにTRWが製造した月面着陸船の降下用エンジンを使用して軌道修正を試みた。その結果、アポロ13号は軌道修正に成功し、無事に地球に帰還することができ、後日、TRWの高度な航空宇宙防衛技術はNASAから高い評価を得て、表彰も受けている。
 
エアバッグを1980年代に生産した会社のひとつであるが[[1990年]]と[[1991年]]に[[フォード・モーター]]によってリコールの対象となった。同時に1970年代に生産されたブレーキライナーに含まれるアスベストの問題も抱えている。