「錯誤」の版間の差分

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誤想防衛には3つのパターンがある。
#「急迫不正の侵害」がないのにあると思い込み、相当な手段で反撃した場合
#「急迫不正の侵害」がないのにあると思い込み、相当過剰な手段で反撃したと思ったが実は過剰行為時にその認識が手段であった場合(有名な「'''[[勘違い騎士道事件]]'''」がこれに該当する)
#「急迫不正の侵害」がないのにあると思い込み、過剰な手段で反撃し行為時にその認識があっ場合(有名な「'''[[勘違い騎士道事件]]'''」がこれに該当する)
これを具体的に考えると、以下のようになる。
#木ので襲われたと思い込み、その場にあった木の棒をとっさにつかんで反撃した。
#木ので襲われたと思い込み、その場にあったの棒をとっさにつかんで反撃したつもりだったが、実際行為時つかんだは斧だっ棒であると認識してい場合
#木ので襲われたと思い込み、その場にあった鉄の棒鉄の棒であると承知認識した上で反撃した。
1と2は誤想防衛、3は'''[[誤想過剰防衛]]'''と呼ばれ、特に2は「急迫不正の侵害があった」という正当防衛状況の誤信と「反撃手段が相当である」という相当性の誤信があるため二重の誤想防衛と呼ばれる。ちなみに、勘違い騎士道事件は、過剰な反撃行為についての認識はあったがその行為が相当な手段であると思い込んだ(勘違いした)だけであるので、正当防衛状況の誤信はあったが相当性の誤信があったとはいえない(あてはめの錯誤にすぎない)。上記の具体例で言えば、「木の棒で襲われたと思い込み、その場にあった鉄の棒を鉄の棒であると認識した上で鉄の棒が反撃手段として相当であると思い込んで反撃した」に該当し、類型上3に含まれる。過剰性についての認識がなかったこと(客観的には過剰と判断されてしまうその行為そのものについて誤って認識していたこと)と、過剰性についての認識はあったが過剰性がないと思い込んだこと(客観的には過剰と判断されてしまうその行為について正しく認識していたがその行為が反撃手段として相当であるという誤った判断をしたこと)は、それぞれ相当性の誤信、あてはめの錯誤にあたり全く別の段階の問題である。
1は誤想防衛、2と3は'''[[誤想過剰防衛]]'''と呼ばれ、特に2は「急迫不正の侵害があった」ということと「反撃手段が相当である」ということの二つについて事実誤認があるため二重の誤想防衛と呼ばれる。
誤想過剰防衛については、結論としては、過剰性について認識があった場合には過剰防衛とし、過剰性について認識がなかった場合には誤想防衛とする説が有力である。
 
===法律の錯誤(違法性の錯誤)===
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