「アンテ (衛星)」の版間の差分

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'''アンテ'''('''Anthe'''、[[ギリシア語|希]]:'''{{lang|el|Άνθη}}''')は[[土星]]の[[衛星]]の一つで、極めて小さく、[[ミマス (衛星)|ミマス]]と[[エンケラドゥス (衛星)|エンケラドゥス]]の中間の軌道を公転している。土星の第49衛星(Saturn XLIX)としても知られる。仮符号はS/2007 S 4。「アンテ」の名はギリシア神話の[[:en:Alkyonides|Alkyonides]]<!-- カナ転写不明。アルキョニデス? -->([[ギガース|アルキオネウス]]の七人の娘)の一人に由来する。<!-- これはfloweryを意味する。 -->この衛星は、確認された土星の衛星としては60番目のものである<ref>Agle, D. C. (Jul. 19, 2007). [http://saturn.jpl.nasa.gov/news/features/feature20070719.cfm Saturn Turns 60]. JPL (Cassini-Huygens). Retrieved on 2007-07-19.</ref>。
 
[[2007年]][[5月30日]]に撮られた画像から、[[カッシーニ]]画像班(Cassini Imaging Team[http://ciclops.org/team/iss_team.php?js=1])により発見された。一度その存在が知れるとカッシーニの古い画像が再解析され、この小さい衛星が[[2004年]][[6月]]には観測されていたことが判明した。発表は2007年[[6月18日]]になされた。<ref>C. Porco and the Cassini Imaging Team (2007-07-18). "[http://cfa-www.harvard.edu/iauc/08800/08857.html S/ 2007 S 4]". ''International Astronomical Union Circulars'' 8857 (subscription required). </ref>
 
アンテの軌道は、自身より遥かに大きいミマスと[[摂動]]的な[[軌道共鳴]]<!-- a perturbing mean longitude resonance。「摂動的な軌道共鳴」では四捨五入が過ぎるでしょうか? -->している。このことは、アンテの[[軌道要素]]を([[長半径]]に関して言えば、約2年間で20kmも)変化させる原因となっている。[[パレネ (衛星)|パレネ]]および[[メトネ (衛星)|メトネ]]と極めて近い軌道を持つことから、これらの衛星は力学的に密接な関係<!-- a dynamical family -->にあると推測されている。
 
[[2007年]]に[[カッシーニ]]が撮影したアンテの画像から、アンテの周辺の軌道上に弧状の[[環 (天体)|環]]が発見されてR/2007 S1と命名された<ref>[http://www.astroarts.co.jp/news/2008/09/22ring_arcs/index-j.shtml カッシーニが土星に弧状の環を発見]、[[アストロアーツ]]</ref>。
 
==出典==