「アルカリホスファターゼ」の版間の差分

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いずれも測定機関により変動があるので注意。
ALPは上述の通り、骨芽細胞にも多く存在するため、その活動が活発化している骨格形成期にあたる[[乳幼児]]~[[思春期]]にかけては基準値が大きく異なっている。[[骨折]]時にもALP値が上昇することが知られている。また、胎盤にも多く存在し、[[妊娠]]後期~[[分娩]]後数週間の血中濃度は基準値の数倍程度の高値を示す。
 
===異常値===
ALP異常値の場合、多くは[[肝障害]]が疑われる。特に[[アスパラギン酸アミノ基転移酵素|AST]]や[[アラニントランスアミナーゼ|ALT]]の上昇があまり見られないにもかかわらずALP値が上昇している場合には[[胆汁]]の鬱滞の可能性が高く、[[黄疸]]などを発症する場合が多い。また、肝臓や骨に癌がある場合もALPは上昇する。ALPが高値を示した場合、[[電気泳動]]などの方法で[[アイソザイム]]を特定することにより由来臓器を推定し、診断に役立てることも可能である。