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[[ファイル:Codex_Calixtinus_(Liber_Sancti_Jacobi)_F0173k.jpg|thumb|right|180px|カリクストゥス写本]]
'''カリクストゥス写本'''('''Codex Calixtinus''')は、ローマ教皇[[カリストゥス2世 (ローマ教皇)|カリクストゥス(カリストゥス)2世]]によるものとされていた12世紀の[[写本]]。現在では、[[フランス]]人学者であるエメリック・ピコー(Aymeric Picaud)によるとされる。「[[ヤコブ (ゼベダイの子)|聖ヤコブ]]の本」([[:es:Liber Sancti Iacobi|Liber Sancti Iacobi]])とも呼ばれる。これは、この本が中世ヨーロッパにおけるキリスト教の最大の巡礼地であった[[スペイン]]・[[ガリシア州|ガリシア]]の聖地[[サンティアゴ・デ・コンポステーラ]]の聖ヤコブの墓への巡礼の記録書であるからである。
 
聖ヤコブの奇跡の報告を中心に、巡礼地の地理案内、芸術、更には現地の風俗までが説明されている。写本は、おそらく1130年から1140年にかけて、一つの巻にまとめられた。本の権威付けのために、1124年に死去した教皇カリクストゥス2世の偽造サインがついている。