「最小偏移変調」の版間の差分

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{{変調方式}}
[[画像:Pi-by-O-QPSK Gray Coded.svg|thumb|[[連続位相変調|連続位相]]におけるマッピング変化]]
'''最小偏移変調'''([[英語{{lang-en-short|英]]: minimum-shift keying、'''MSK'''}})とは、1960年代末ごろ開発された[[連続位相変調|連続位相]][[デジタル変調|周波数偏移変調]]の一種である{{要出典|date=2008年10月}}。[[位相偏移変調|OQPSK]]と同様、MSKは4分の1ずつ位相を変化させて符号化し、Q成分はシンボル期間の半分だけ遅らせる。しかし、OQPSKが矩形パルスを使うのに対して、MSKは各ビットを半[[正弦波]]で符号化する。これにより、非線形の歪みによる問題を軽減し、結果として一定率の信号を生じる。OQPSKとの関連で見る以外に、MSKは連続位相周波数偏移変調 (CPFSK) 信号で2分の1のビットレートの周波数分割をしたものと言うこともできる。
 
== 数学的表現 ==
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== ガウス最小偏移変調 ==
'''ガウス最小偏移変調'''(英: {{lang-en-short|Gaussian minimum shift keying、'''GMSK'''}})は、連続位相[[デジタル変調|周波数偏移]][[変調方式]]の一種である。標準的な最小偏移変調 (MSK) と似ているが、周波数変調を行う前にデジタルデータストリームを[[ガウス関数|ガウシアンフィルタ]]で形成する。これによって[[側波帯]]電力を低減でき、隣接する周波数チャンネル間の干渉を減らす効果がある。しかし、ガウシアンフィルタによって変調記憶が増大し、[[符号間干渉]]が起きる。そのため、前後のデータ間の識別が難しくなり、受信側で[[適応イコライザ]]のような複雑なイコライゼーションアルゴリズムを必要とする。
 
=== 応用 ===
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== 関連項目 ==
* [[信号空間ダイヤグラム]]
 
== 参考文献 ==