「フィル・ジャクソン」の版間の差分

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Rio karma (会話 | 投稿記録)
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ファイナルの対戦相手は[[ケビン・ガーネット]]の故障欠場した[[ボストン・セルティックス]]、そして前評判に反して[[クリーブランド・キャバリアーズ]]を破って勝ち上がってきた[[オーランド・マジック]]だったが、マジックは若手の選手が多く、レイカーズとの経験の差は明らかだった。2度の延長戦では2度ともマジックは接戦をものにできずに敗戦。最終戦となった第5戦でもマジックの本拠地だったにもかかわらずレイカーズがいったん大量点でリードするとマジックはついて行けず、大差のまま試合終了となった。レイカーズは昨年の屈辱を晴らす復活優勝となり、ジャクソンは元セルティックスの[[レッド・アワーバック]]の持つヘッドコーチの優勝記録、9回を上回る10回目の優勝を3度目のチャレンジでついに達成した。
 
翌2009-2010シーズン、レイカーズは年俸や出場時間でチームとの折り合いがつかなかった[[トレバー・アリーザ]]が[[ヒューストン・ロケッツ]]へ移籍し、代わりに[[ロン・アーテスト]]を獲得するなど選手は一部入れ替わったが、戦力はほぼ同水準を維持することはできた。しかし、シーズン中に[[コービー・ブライアント]]が右手の指を骨折し、そのまま出場を続けたり、[[アンドリュー・バイナム]]がまた負傷で数試合欠場するなどアクシデントは多く、レギュラーシーズン中の成績は57勝25敗と昨シーズンより下がってしまった。
プレーオフに入ってからも1回戦で[[オクラホマシティ・サンダー]]に2敗を喫し、[[フェニックス・サンズ]]にも2敗を喫するなど相手に追いすがられつつも勝ち進んで3年連続で[[NBAファイナル]]に進出する。対戦相手は本命と言われた[[クリーブランド・キャバリアーズ]]と昨年敗れた[[オーランド・マジック]]をチームプレーで撃破したレイカーズの宿敵[[ボストン・セルティックス]]だった。
このファイナルではベテランチーム同士の激突となり、互いに隙を見せない一進一退の攻防が続いた。ジャクソンはホームコートではレイカーズの攻撃力を生かし、インサイドでの高さと[[コービー・ブライアント]]の得点力により優位に試合を進めたが、相手ホームの試合ではセルティックスの堅い守りに苦しめられた。結局、シリーズは最終第7戦までもつれたが、最終戦をホームで戦える優位と細かな選手の交代を生かしたジャクソンの采配も効を奏し、最終戦は4点差でレイカーズが勝利した。レイカーズが過去に負け続けた宿敵を最終戦で破ったのは初めてのことであり、ジャクソンは自身11回目のNBA優勝を飾ることになった。