「閉鎖循環式陸上養殖」の版間の差分

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== 利点 ==
・閉鎖した設備の中で環境を管理するため、[[赤潮]]、[[ウイルス]]、[[魚病]]、[[荒天等]]の外的要因を受けにくく安定した生産が可能であり歩留が高い。
海水の温度などを管理出来るため、[[雑菌]]類の発生を防ぐことが出来る。
・高いろ過能力と周辺設備により、大量の養殖が可能である(対海水重量比最大8%の魚介類が飼育できる)。
また、沿岸の養殖に比べ、[[赤潮]]などの被害を受けにくい。さらに、冷夏や酷暑や台風などの自然のリスクを受けない。
・年間を通じて水温を調整できるので養殖期間が短くなり、生産性が高い。(トラフグの場合、約1年で約1kg の成長が可能。)また出荷時期についても、調整が可能である。
<br>また、魚の飼育に最適の温度管理を行ったり、地域によっては[[海洋深層水]]を利用したりすることで魚の成長を早め出荷までの期間を短縮できる等の利点がある。
・陸上のため飼育作業の負担が少ない。
・管理体制が確立し、履歴が確実に残す事ができるのでトレーサビリティー(追跡調査)が可能である。
・水流、照度、水中音、水温の制御より、養殖魚のストレスの少ないを軽減できる。そのためトラフグ等は尾鰭の欠損も少なく、歯切作業の負担も軽減できる。
 
== 主な養殖魚 ==