「急性放射線症候群」の版間の差分

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{{See also|放射能汚染対策}}
予後は被曝線量に依存しており、[[半数致死量|LD <sub>50/60</sub>]](60日以内に被曝した人たちの50%が死亡する線量)は、無治療の場合は3Gy、[[集中治療室|集中治療]]を行なった場合は6〜8Gyとされている。
 
[[#放射線宿酔|放射線宿酔]]は、[[放射線治療]]による[[医療被曝]]の際にも比較的高頻度に見られる症状であり、また非特異的でもあるが、より深刻な[[#臓器特有の臨床症状|臓器特有の臨床症状]]の前駆症状でもあることから、被曝線量が不明な場合は、[[メトクロプラミド]]や[[ドンペリドン]]などの[[制吐薬]]を投与して経過観察とされる。
 
治療としては急性骨髄症候群に対するものが主となり、免疫力低下による[[感染症]]への対策のほか、骨髄機能障害そのものに対する[[造血幹細胞移植]]や[[顆粒球コロニー刺激因子]]の投与が行なわれる。