「相 (言語学)」の版間の差分

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*雨が降っている・雨が降っていた(非完結相)
*雨が降る・雨が降った([[完結相]]
 
というように、[[助動詞 (言語学)|助動詞]]「ている」があると出来事の一部を取り出す非完結相を表し、「ている」が無いと出来事を全体としてとらえる完結相を表す。なお、「る」と「た」は[[時制]]を表す。
 
また、「雨が降っている」は、出来事が継続していることを表しているが([[進行相]])、「椅子に座っている」のように、「ている」が瞬間的に変化する動詞につけられた場合、変化の結果が持続していることを表している(結果相)。さらに「雨が降り始めた」(起動相)、「雨が降り止んだ」(終結相)というように[[複合動詞]]を用いることでさまざまな相を表す。
 
なお、共通語では例えば同じ「買っている」でも、「彼は今帽子を買っている」「彼は昨日この店で帽子を買っている」のように進行相・[[完了相]]の両方に用いられる。しかし[[西日本方言|西日本の方言]]には、前者の進行相を「買いよる」、後者の完了相を「買うとる(買うちょる)」(つまりテの有無)などと区別することがある。
 
日本語文法では「アスペクト」を「様態」と表すことがあるが、「様態」という述語は(特に学校文法などで)狭義に用いられることがある(「そうだ」には伝聞と様態の二つの意味がある、などと書かれる)ので、注意が必要である。
ロシア語では、多くの動詞に関して完了体と不完了体がペアで存在する(動詞の性格により一方しかないものもある)。
 
例えば、 {{Lang|ru|делать}} (不完了体: 作る)と {{Lang|ru|сделать}} (完了体:[[完結相]]に相当する。 作り上げる、作ってしまう)など。完了体の現在形は(機能的には「現在」は考えられないので)実際には未来を表す。
形態としては例のように[[接頭辞]](動詞によって違う)の有無のほか、語幹の形が少し違う場合、また全く異なる形態で示される場合もある。
 
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