「ツール・ド・フランス2011」の版間の差分

* [[チーム・レディオシャック]]に至っては真っ先に[[ヤネス・ブライコヴィッチ]]を落車で失うと、立て続けに落車の被害に遭い、[[クリス・ホーナー]]、[[ヤロスラフ・ポポヴィッチ]]、[[アンドレアス・クレーデン]]と失っていき、エース級で残った[[リーヴァイ・ライプハイマー]]も途中で落車に巻き込まれ大幅なタイムロス。散々なツールに終わった。

* [[ニッキー・セレンセン]]（チーム・サクソバンク・サンガード）がバイクカメラにハンドルを引っかけられ落車、[[ジョニー・フーガーランド]]（ヴァカンソレイユ・DCM）と[[ファン・アントニオ・フレチャ]]（チームスカイ）は取材車に跳ねられ重傷を負うなど、ライダー以外の要員による落車もあり、大会運営に問題があったのではないかという点も指摘された。

* マイヨ・ヴェールは前2年間の悪夢を振り払い[[マーク・カヴェンディッシュ]]（HTC・ハイロード）がゲット。最初のスプリントステージこそ[[タイラー・ファラー]]（チームスカイ）に奪われてしまうが、次のスプリントステージはチーム全員が参加するという神速HTCトレインの協力で獲得。第11ステージで勝利しマイヨ・ヴェールを手に入れると、山岳ステージでは救済処置でポイント差を詰められるものの、シャンゼリゼハットトリック、ツール通算20勝、グランツール通算40勝と3つの記念勝利と共に表彰台へと登った。これで手にしていないスプリントジャージはジロの赤のみに。

* マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュはポイントシステムの変更もあり、持ち主が入れ替わり立ち替わり、最終ポイントの第19ステージの段階で36人に可能性があるという大混戦。最終的には上位でそつなくポイントを集め続けた[[サムエル・サンチェス]]（エウスカルテル・エスカルディ）の元へと渡った。

* マイヨ・ブランは決死のアタックでラルプ・デュエズを制した[[ピエール・ロラン]]（ユーロップカー）が不得意なTTでタイム差を守り抜き獲得。

* 同じくユーロップカーの[[トマ・ヴォクレール]]は第9ステージで逃げに乗りマイヨ・ジョーヌを獲得、コメントですぐに失うと発言しつつも超級山岳も昨年山岳賞の[[アントニー・シャルトー]]、今年マイヨ・ブランのピエール・ロランらのアシストに助けられ食らいつき、第19ステージまでの10日間守りきった。奇しくも逃げに乗って獲得、そして10日間という2つが初のマイヨ・ジョーヌ着用となった2004年と一致した。その結果フランス人選手としては2006年以来のシングルフィニッシュ（4位）を達成。

* 他に活躍した選手をあげると、スプリンターからパンチャーへと転向、中級山岳と山岳ステージを逃げ勝った[[トル・フースホフト]]（ガーミン・サーヴェロ）、同じく2ステージを制した[[エドヴァルド・ボアソン・ハーゲン]]（チームスカイ）のノルウェー勢。それぞれ1勝ずつを上げ、カヴと同じ土俵で戦える事を証明した[[アンドレ・グライペル]]（オメガファーマ・ロット）、[[タイラー・ファラー]]（チームスカイ）。新世代TTライダーである[[トニ・マルティン]]（HTC・ハイロード）などが大きく取り上げられた。また[[イヴァン・バッソ]]（リクイガス・キャノンデール）、[[ダミアーノ・クネゴ]]（ランプレ・ISD）、[[トム・ダニエルソン]]（ガーミン・サーヴェロ）らは活躍こそ目立った物は無いが、地味に上位フィニッシュを繰り返し、それぞれ789位を獲得している。

* 昨年マイヨ・ヴェールの[[アレッサンドロ・ペタッキ]]はジロの1勝が霞むほどスプリントが冴えず、ポイント賞ランキングでも25位と沈んだ。

== 出場チーム ==

<ref>[http://www.cyclingnews.com/tour-de-france/start-list Tour de France 2011] - cyclingnews.com{{en icon}}</ref><br />'''太字'''は[[UCIプロチーム]]<br />中字は[[プロフェッショナルコンチネンタルチーム]]