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{{分割提案|太平天国天王府跡|date=2011年7月}}
[[画像:Flag_of_the_Republic_of_China.svg|thumb|250px|国民政府が使用した[[中華民国の国旗]]。[[1928年]][[12月17日]]に、「青天白日滿地紅旗」が中国の正式な国旗として制定された。]]
[[画像:Zongtongfu01.jpg|right|240px|thumb|旧総統府]]
'''国民政府'''(こくみんせいふ)とは、[[中華民国]]における[[中国国民党]]による[[政府]]のことである。略称は'''国府'''(こくふ)。国家元首は'''[[国民政府#国民政府主席一覧|主席]]'''(しゅせき)。ただし[[日本]]と[[中国]]では、一般的な「国民政府」の定義にそれぞれ差異がある。
* 日本:[[1925年]]以降に国民党が樹立した政府。[[中華人民共和国]]の意向を反映し、1925年から[[1949年]]までの間に国民党が[[中国大陸]]で樹立した政府とする場合もある。いずれにせよ、[[1971年]]に中華民国が[[国際連合]]から脱退し、その後[[日本]]との国交が断絶してからは、'''国民政府'''という呼び方は用いられなくなった。
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|width="30%"|後続の機関:[[中華民国総統]]
|}
 
== 太平天国天王府跡 ==
[[太平天国]][[天王府]]跡は、[[中華民国臨時政府]]の総統府、及びに南京国民政府の総統府が置かれていた地でもある。同地には更に、[[明]]朝の歸徳侯府と漢王府、[[清]]朝の両江総督府、及び江寧織造署が置かれていた。現在の住所は、[[南京市|南京]]市長江路292号である。
 
[[1853年]]3月に[[太平天国の乱]]で[[洪秀全]]が南京を天京と改称し、天王府を置く。清軍により南京が陥落した後に[[曽国藩]]により天王府は焼き払われ、[[同治]]9年([[1870年]])に再び両江総督府が置かれる。[[林則徐]]、曽国藩、[[李鴻章]]、[[劉坤一]]、[[沈葆楨]]、[[左宗棠]]、[[張之洞]]、[[端方]]らは[[両江総督]]を務めている。
 
[[1911年]]に[[辛亥革命]]が勃発して清朝が打倒され、[[1912年]]1月1日に[[孫中山]]が総統府にて中華民国臨時政府の臨時大総統に就任する。[[袁世凱]]の臨時[[大総統]]就任により[[1912年]]4月に、中華民国臨時政府は[[北京市|北京]]へ移り([[北京政府]])、黄興により総統府は南京留守府に変わり、[[1913年]]の第二革命により袁世凱討伐軍の総司令部が置かれる。[[1913年]]から[[1927年]]の間には、江蘇都督府、江蘇督軍署、江蘇将軍府、江蘇督弁公署、副総統府などが置かれる。[[1927年]]に[[蒋介石]]により南京国民政府が置かれる。[[日中戦争]]下の[[1937年]]12月、[[日本軍]]により南京が陥落すると、[[傀儡政権]]である[[汪兆銘]]の[[中華民国維新政府]](後の[[汪兆銘政権]])が発足し行政院、立法院、監察院、考試院、交通部、鉄道部、日本陸軍第16師団司令部などが置かれる。[[1945年]]に日本が[[連合国 (第二次世界大戦)|連合国]]に対し[[降伏]]したことにより、汪兆銘政権も崩壊する。[[1946年]]5月に重慶国民政府が南京に戻り、社会部、地政部、水利部、僑務委員会、主計処、軍令部、総統府軍務局、首都衛戍総司令部などが置かれる。[[1948年]][[5月20日]]に蒋介石が[[中華民国総統|総統]]、[[李宗仁]]が副総統を務めてからは、国民政府から総統府の名称に変わる。[[国共内戦]]勃発後の[[1949年]][[4月23日]]に[[人民解放軍]]が南京を占領すると、総統府は同月24日に人民解放軍によって占拠される。[[中国共産党]]による南京「解放」後も、総統府には[[中華人民共和国]]の政府機関がおかれたが、[[1980年代]]には他の場所に移っていった。
 
[[1998年]]に総統府旧址に南京中国近代史遺址博物館の建設が計画され5年の歳月がかけられ[[2003年]]に完成する。総統府HPにて「南京中国近代史遺址博物館」が総統府の正式名称と確認できるが、入場券には「南京中国近代史遺址博物館」の文字は見当たらない。一般的な名称は「総統府」であり、最寄のバス停も「総統府」である。博物館の総面積は約9万平方メートルあり、東区、中区、西区の3つの見学区域に分けられ中区が蒋介石、李宗仁の執務室、文官長執務室、政務局がある弁公楼、中華民国に関する資料陳列館など、西区には孫中山の臨時大総統弁公室、秘書処、総参謀本部、総統府図書館、南京に現存する2つの古典園林の一つ煦園など、東区には行政院、馬厩舎、防空壕、太平天国に関する資料陳列館がある。孫中山の執務室等は見学者で混雑している。場所によっては空いているところもあるので混んでいるところは後回しにするのも良い。見学時間は少なくても2時間は欲しいところである。総統府図書館など一部区域は軍事管理区域になっており立ち入り禁止であり注意が必要である。南京城内では夫子廟と並ぶ主要観光地である。
 
=== 入場料・開館時間 ===
(2004年現在の情報)
 
40元*閉館1時間半前に入場券の販売終了
 
4月15日 - 10月15日 7:30~18:30
 
10月16日 - 4月14日 8:00~17:30
 
== ギャラリー ==
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画像:Jiangjieshi01.jpg|蒋介石の執務室
画像:Sonbun02.jpg|孫中山臨時大総統の弁公室
画像:Xuyuan04.jpg|煦園
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== 関連項目 ==