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==今太閤==
[[明治維新]]で旧来の太政官制が廃止され摂政関白職がなくなると、太閤の語もやがて過去のものとして歴史書の中にのみその姿をとどめるはずであった。ところが卑賎平民の身分から立身し[[内閣総理大臣]]にまで登りつめ、女性関係も華やかだった[[伊藤博文]]が、豊太閤にならい「今太閤」(いまたいこう)と呼ばれるようになる。[[戦後#日本史の戦後|戦後昭和]]になると、もう一人の「今太閤」が登場して庶民を湧かせた。同様に極貧平民から首相まで上り詰め、[[文京区]]目白台の一等地に広大な「目白御殿」を築いて政界に君臨した[[田中角栄]]である。ほかに[[三木武吉]]、[[小林一三]]、[[松下幸之助]]、[[永田雅一]]らもこの名で呼ばれたことがあり、また[[吉本せい]]は「女今太閤」と呼ばれた。
このように現在でも貧しい生まれから権力を手にした者への呼び名として使われている。
 
== 補注 ==