「最小作用の原理」の版間の差分
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'''最小作用の原理'''(さいしょうさようのげんり、{{lang-en-short|principle of least action}})は、物理学における基礎原理の一つ。特に[[解析力学]]の形成において、その基礎
==モーペルテュイの原理(Maupertuis' principle)==
モーペルテュイの最小作用の原理とも言う。[[1747年]]、フランスの数学者モーペルテュイ(P. L. M. Maupertuis)によって考え出された。一個の質点からなる系において、その質点が運動する経路を <math>l</math> とすると、
:<math> \delta \int 2K dt = \delta \int mv^2 dt = \delta \int mv {dl \over {dt}} dt = \delta \int mv dl = 0 </math>
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== 計算上の注意点 ==
偏微分を計算する際に、違う経路を算出する場合がある。例えば、東京-大阪間を地表に沿って移動する計算をすると、名古屋付近を経由する最短経路でなく、[[対蹠点]]を通る解が出てしまう場合がある。
==参考文献==
* Wolfgang Yourgrau, Stanley Mandelsta, ''Variational Principles in Dynamics and Quantum Theory'', Dover Publications (2011) ISBN 978-0486637730
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