「オルダス・ハクスリー」の版間の差分

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[[1953年]]の春、こうして[[幻覚剤]]の[[メスカリン]]による実験が開始された<ref name="知覚の扉159">オルダス・ハクスリー 『知覚の扉』 河村錠一郎訳、平凡社《平凡社ライブラリー》、1995年9月、159-168頁。ISBN 978-4582761153。(原著 The Doors of Perception 1954 & Heaven and Hell, 1956) </ref>。
この時の主観と客観が合一する経験を記述したのが著書『知覚の扉』である。そして、その翌年[[1954年]]に『知覚の扉』が出版された。『知覚の扉』は、学者としての冷静な観察眼と作家としての筆力を軸に、[[仏教]]や[[神学]]や[[西洋哲学]]にも言及しながら絵画芸術の比較研究を行っている。『知覚の扉』は、60年代の意識革命の発端として評価が高く、ハーバード大学の幻覚剤研究者である[[ティモシー・リアリー]]の理論の主柱となり、リアリーの後継的な存在である[[テレンス・マッケナ]]にも大きく影響を与えた<ref name="知覚の扉159" />。
 
[[ジョン・C・リリー]]もハクスリーの著作に強い影響を受けている。
 
1956年には、ハクスリーとの文通の際に、ハンフリー・オズモンドが[[サイケデリック]]という単語を作り出した<ref>[[レスター・グリンスプーン]]、ジェームズ・B. バカラー 『サイケデリック・ドラッグ-向精神物質の科学と文化』 杵渕幸子訳、妙木浩之訳、工作舎、2000年。28頁。ISBN 978-4875023210。</ref>。