「中国東北部」の版間の差分

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また、文化教育施設、教育普及率と進学率は中華人民共和国の中で高い水準にある。そのうち、遼寧省の高等教育の普及率は中国で最高である。主な科学研究機構は[[ハルビン]]、[[長春]]、[[瀋陽]]、[[大連市|大連]]に分布し、そのうちで光学機械、冶金、軍需産業の研究水準が最も発達している。
==日本との関係==
清朝時代の満州は荒野が目立つ辺境の地であったが、満州国統治時代には日本から資本が投下され鉄道や発電所など近代的なインフラが整備された。日本の傀儡政権とはいえ、安定と発展がもたらされた満州国には、人口は建国時の約3000万から約4500万に膨れ上がった。日本人開拓団の植民はもちろん、当時内戦中だった中国本土からのも多くの移民が流入した。その結果、人口が建国時の約3000万から約4500万に膨れ上がった。新京、奉天、ハルビン、吉林、チチハルといった近代的な都市が形成された時期でもある。戦後、中華人民共和国に返還された後は中国随一の工業地帯となった。
 
現在の日本ともかかわりが深く、日本に居住する中国人の3割以上は東北部の出身である<ref>在留中国人の出身地は、遼寧省(16%)、黒龍江省(10.6%)、吉林省(8.3%)の東北3省で約35%を占め、これに台湾を加えると4割を超える(2009)[http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5549?page=3 川嶋諭/ジャパンビジネスプレス2011.03.05掲載]</ref>。日本で学ぶ中国人留学生は、この地域の出身者が最も多い。
統治時代の記憶が残っていることから、中国の中では比較的親日的な地域とされており、日系企業の進出が多い地域の一つである。