「エニセイ川」の版間の差分

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'''エニセイ川'''(イェニセイ川、[[ロシア語]]:{{lang|ru|Енисе́й}} [[英語]]:Yenisei)は、[[ロシア]]を流れる[[河川]]である。[[北極海]]に流れ込むアジア最大の[[水系]]で、世界でも第5位の長さである。([[オビ川]]を5,570kmとした場合には世界第6位)。[[モンゴル国|モンゴル]]から北へ流れ、[[シベリア]]中央部を貫き、[[北極海]]の一部である[[エニセイ湾]]に注ぐ。河口は川幅1km - 3km幅の川が十数本に分かれており、幅50kmの[[三角州]]になっている。[[流域面積]]は[[ユーラシア大陸]]で最大の河川でもある。(バイカル湖の水を含めるとセントローレンス川を超えて世界最大の水量となる。バイカル湖の貯水量は23、600㎞3 五大湖全湖の合計貯水量は22,464 km3 五大湖全部の貯水量を合計してもバイカル湖に及ばない。
 
上流部は急流で洪水が多く、[[人口密度]]は非常に低い。中流部にはいくつかの巨大な水力発電用ダムが建設されており、ロシアの原料生産産業を支えている。その一部は[[ソビエト連邦|ソビエト]]時代の[[強制労働]]によるものである。人口稀薄な[[タイガ]]地帯を流れ、多くの支流を集めたのち、一年の半分が氷に閉ざされる[[ツンドラ]]地帯を抜けてカラ海に注ぐ。近年、流量は増加傾向にあり、[[地球温暖化]]による[[永久凍土]]の融解が要因として指摘されている。北極海の[[塩分濃度]]の変化が地球規模の影響をもたらすおそれなどが懸念されている。