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== 措置 ==
*打者は[[アウト (野球)|アウト]]となる。他の走者は進塁できず、投手の投球時に占有していた塁に戻らなければならない。
*他の走者は進塁できず、投手の投球時に占有していた塁に戻らなければならない。
=== 備考 ===
*日本では[[2005年]]まで、[[スクイズプレイ]]に伴う反則打球は、公認野球規則7.08(g)(守備妨害)を適用し、「無死または一死の場合は三塁走者がアウト、二死の場合は打者アウトとなり得点は記録されない」とされてきた。しかし、[[2006年]]にこの規則は改正され、打撃が反則打球である場合は打者をアウトにし、三塁走者は三塁に戻ることとなった。(規則7.08(g)に関連する内容については[[守備妨害]]も参照のこと)
*このルール改正の結果、スクイズプレイを守備側に見破られて[[ピッチアウト]]されそうになった場合、打者はボックスからどれだけ外に出ようがとにかくバットに球を当てさえすれば、自身はアウトになるが三塁走者がアウトになることはなくなった。2005年までの守備妨害を適用する運用はこういったプレイを抑止するためのものだった。
=== 実際に起こった例 ===
*[[1992年]]に開催された8月21日の[[第74回全国高等学校野球選手権大会]]3回戦第1試合、[[奈良県]]代表[[天理高等学校|天理]] - [[山梨県]]代表[[東海大学甲府高等学校|東海大甲府]]戦にてで、1-0天理1点リードで迎えた2回裏東海大甲府の攻撃。1一死満塁で左打者がスクイズプレイを決め3試みた。三塁走者が生本塁に還。同点にしたかと思われってきたが、その時の桂[[球審]]は、打者がバッターボックスから左足を完全にはみ出してスクイズしバットに投球を当てたことを桂[[球審]]が見逃さず、反則打球となって判定し、三塁走者がにアウトとなり(残りのを宣告した。一・二塁走者もは投手の投球当時の占有塁へ戻しされ、打者は元のボールカウントから打ち直し)、得点が認められとなかった事例がある。(この出来事は後に「[[幻]]の同点劇」と言われた。)
なお、当時の実況アナウンサーはこの時「不正打球」と表現している。
== 脚注 ==
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