「セル・オートマトン」の版間の差分
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正確な発音に近い“'''セルラ・オートマトン'''”とも呼ばれることがある。“セル”は「[[細胞]]」「小部屋」、“セルラ”は「細胞状の」、[[オートマトン]](複数形[[オートマタ]])は「からくり」「自動機械」を意味する。複数形はセルラ・オートマタ (cellular automata) である。
セル・オートマトンは無限に広がる格子状のセル(細胞のような単位)で構成されており、各セルは有限種類の(多くは
== 概要 ==
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*「ルール30」と呼ばれるのは、時刻t+1における中央のセルの内部状態一覧を並べると0,0,0,1,1,1,1,0となっており、この[[二進記数法|2進数]]の数を[[十進記数法|10進数]]に直すと30であるためである。このようにして2<sup>8</sup> = 256通りある1次元セル・オートマトンのルールを分類しているのである。
{| class="wikitable" style="margin:0 auto;"
|+ '''ルール 30'''
|-
| 111 || 110 || 101 || 100 || 011 || 010 || 001 || 000
|- style="text-align:center;" |
| 0 || 0 || 0 || 1| 1 || 1 || 1 || 0
▲| 時刻t+1での中央のセルの内部状態
|}
下図は、最初の内部状態が1である1個のセルが、時間とともに発展する様子である。(線状のセルを、時間順に、下方へと並べている)
[[File:CA.1D.Rule30.Early generation.png|center]]▼
▲[[File:CA.1D.Rule30.Early generation.png]]
下図は、さらに時間が経過した様子。
[[File:CA_rule30s.png|center]]▼
▲[[File:CA_rule30s.png]]
[[File:Textile cone.JPG|thumb|right|240px|セル・オートマトン状模様の貝殻(イモ貝)]]
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また、ルール90の1次元セル・オートマトンは典型的な[[フラクタル]]図形である[[シェルピンスキーのギャスケット]]を生成する。
[[File:SierpinskiTriangle.PNG|250px|シェルピンスキーのギャスケット|center]]▼
{| class="wikitable" style="margin:0 auto;"
▲[[File:SierpinskiTriangle.PNG|250px|シェルピンスキーのギャスケット]]
|+ '''ルール 90'''
|-
| 111 || 110 || 101 || 100 || 011 || 010 || 001 || 000
|- style="text-align:center;"
| 0 || 1 || 0 || 1 || 1 || 0 || 1 || 0
▲| 時刻t+1での中央のセルの内部状態
|}
==可逆型セル・オートマトン==
|