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1行目:
{{Infobox baseball player
[[File:DonLarsen.jpg|right|240px|thumb|ドン・ラーセン（2007年）]]
|選手名 = ドン・ラーセン
|英語表記 = Don Larsen
|所属球団 =
|役職 =
|背番号 =
|選手写真ファイル名 = DonLarsen.jpg
|写真サイズ = 275
|写真のコメント = 2007年
|国籍 = {{USA}}
|出身地 = {{Flagicon|USA}} [[インディアナ州]][[ミシガンシティ (インディアナ州)|ミシガンシティ]]
|生年月日 = {{生年月日と年齢|1929|8|7}}
|没年月日 =
|身長 = {{フィートとcm (身長用変換)|6|4}}
|体重 = {{ポンドとkg (体重用変換)|215}}
|利き腕 = 右
|打席 = 右
|守備位置 = [[投手]]
|プロ入り年度 = 1947年
|ドラフト順位 =
|初出場 = 1953年4月18日
|最終出場 = 1967年7月7日
|年俸 =
|経歴 = <nowiki></nowiki>
* ポイントロマ高等学校
* [[ボルチモア・オリオールズ|セントルイス・ブラウンズ<br />ボルチモア・オリオールズ]] (1953 - 1954)
* [[ニューヨーク・ヤンキース]] (1955 - 1959)
* [[オークランド・アスレチックス|カンザスシティ・アスレチックス]] (1960 – 1961)
* [[シカゴ・ホワイトソックス]] (1961)
* [[サンフランシスコ・ジャイアンツ]] (1962 – 1964)
* [[ヒューストン・アストロズ|ヒューストン・コルト45's<br />ヒューストン・アストロズ]] (1964 – 1965)
* ボルチモア・オリオールズ (1965)
* [[シカゴ・カブス]] (1967)
}}
'''ドン・ラーセン'''（'''Donald James Larsen'''、[[1929年]][[8月7日]] - ）は[[アメリカ合衆国|アメリカ]]・[[メジャーリーグベースボール|メジャーリーグ]]で活躍した[[投手]]である。右投右打。
 
アメリカ合衆国[[インディアナ州]][[ミシガンシティ (インディアナ州)|ミシガンシティ]]出身。[[ニューヨーク・ヤンキース]]時代、[[1956年のワールドシリーズ]]第5戦（対[[ロサンゼルス・ドジャース|ブルックリン・ドジャース]]）で'''[[ワールドシリーズ]]史上初の[[完全試合|パーフェクト・ゲーム]]'''を達成したことで知られる。
 
==人物・来歴==
[[{{by|1953年]]}}に[[ボルチモア・オリオールズ|セントルイス・ブラウンズ]]でメジャーデビュー。「夜遊び」が好きでこのためかなかなか好成績はあげられず翌[[{{by|1954年]]}}にチームはボルチモアに移転しオリオールズとなったが、この年3勝21敗の成績で[[アメリカンリーグ|ア・リーグ]]最多敗戦を記録。この年のオフ、史上最多の17名が関与した[[トレード]]で[[ニューヨーク・ヤンキース]]に移籍（オリオールズ7人対ヤンキース10人）。ただしこれで行状があらたまったわけではなく、移籍初年度の[[{{by|1955年]]}}にはスプリング・トレーニング（日本のプロ野球でいう春季キャンプに相当）で早朝5時に車を電信柱にぶつけている。監督の[[ケーシー・ステンゲル]]は「電報でも出しに行ったんだろう」と語っていたという。
 
[[{{by|1956年]]}}には自己最多の11勝（7敗）をあげてチームのリーグ優勝に貢献。[[1956年のワールドシリーズ|その年のワールドシリーズ]]はヤンキースと[[ロサンゼルス・ドジャース|ブルックリン・ドジャース]]（当時はニューヨーク）の「地下鉄シリーズ」となった。ドジャースの本拠地[[エベッツ・フィールド]]で開幕し、ドジャースがまず連勝。[[ヤンキー・スタジアム (1923年)|ヤンキー・スタジアム]]に移った第3・4戦はヤンキースが連勝し、迎えた第5戦。先発したラーセンはドジャース打線に1本のヒットも四死球も、そして1人のランナーも許さず[[ワールドシリーズ]]史上初の[[完全試合]]を達成した<ref>{{cite web|url=http://bleacherreport.com/articles/506776-the-100-must-clutch-moments-in-sports-history#page/36 |title=Don Larsen's Perfect Game |publisher=bleacherreport.com |date=2010-11-08 |accessdate=2010-12-04}}</ref>。現時点で唯一の記録である。シリーズは最終戦までもつれたがヤンキースが勝ち、ラーセンは[[ワールドシリーズ[[最優秀選手 (MLB)|シリーズMVP]]及び[[ベーブ・ルース賞]]に選ばれた。
 
翌[[{{by|1957年]]}}も10勝をあげるが、2けた勝利はその2シーズンのみ。ヤンキースには[[{{by|1959年]]}}まで在籍しその後は[[{{by|1960年]]}}に[[オークランド・アスレチックス|カンザスシティ・アスレチックス]]（そのときの交換相手の一人に[[ロジャー・マリス]]がいる）、[[{{by|1961年]]}}途中に[[シカゴ・ホワイトソックス]]、[[{{by|1962年]]}}に[[サンフランシスコ・ジャイアンツ]]、[[{{by|1964年]]}}途中に[[ヒューストン・アストロズ|ヒューストン・コルト.45's]]（[[{{by|1965年]]}}よりアストロズに名称変更）、[[{{by|1967年]]}}に[[シカゴ・カブス]]に移籍し1967年限りで現役引退。
 
[[{{by|1999年]]}}[[7月18日]]には、[[ヤンキー・スタジアム]]で始球式を行っているが、この試合では[[デービッド・コーン]]（[[ニューヨーク・ヤンキース]]）が[[ワシントン・ナショナルズ|モントリオール・エクスポズ]]を相手に完全試合を達成している<ref>{{cite web|url=http://www.yankeetradition.com/Perfect%20Game%20Page.htm |title=PERFECTION AGAIN! |publisher=yankeetradition.com |date= |accessdate=2010-12-04}}</ref>。
==公式戦通算成績==
登板412（先発171） 81勝91敗23セーブ（※） 防御率3.78 完投44 完封11 投球回数1548 奪三振849
 
== 年度別投手成績 ==
※当時セーブは公式記録ではなく、後年資料を再調査して判明したものである。
{|{{投手成績|リーグ=メジャーリーグベースボール}}
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1953}}
|rowspan="2" style="text-align: center;"|[[ボルチモア・オリオールズ|SLA<br />BAL]]
|38||22||7||2||0||7||12||2||--||.368||828||192.2||201||11||64||--||4||96||3||0||99||89||4.16||1.38
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1954}}
|29||28||12||1||0||3||'''21'''||0||--||.125||892||201.2||213||18||89||--||1||80||2||0||106||98||4.37||1.50
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1955}}
|rowspan="5" style="text-align: center;"|[[ニューヨーク・ヤンキース|NYY]]
|19||13||5||1||0||9||2||2||--||.818||412||97.0||81||8||51||3||2||44||1||0||38||33||3.06||1.36
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1956}}
|38||20||6||1||0||11||5||1||--||.688||759||179.2||133||19||96||0||7||107||3||0||72||65||3.26||1.27
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1957}}
|27||20||4||1||1||10||4||0||--||.714||605||139.2||113||12||87||0||0||81||6||0||68||58||3.74||1.43
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1958}}
|19||19||5||3||0||9||6||0||--||.600||491||114.1||100||4||52||3||4||55||0||0||43||39||3.07||1.33
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1959}}
|25||18||3||1||0||6||7||0||--||.462||560||124.2||122||14||76||2||2||69||7||0||65||60||4.33||1.59
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1960}}
|rowspan="2" style="text-align:center;"|[[オークランド・アスレチックス|KCA]]
|22||15||0||0||0||1||10||0||--||.091||381||83.2||97||11||42||1||0||43||2||0||55||50||5.38||1.66
|-
|rowspan="2" style="text-align: center;"|{{by2|1961}}
|8||1||0||0||0||1||0||0||--||1.000||75||15.0||21||2||11||0||1||13||2||0||9||7||4.20||2.13
|-
|rowspan="2" style="text-align: center;"|[[シカゴ・ホワイトソックス|CWS]]
|25||3||0||0||0||7||2||2||--||.778||315||74.1||64||5||29||2||1||53||2||0||36||34||4.20||1.25
|-style="background-color:#f2f2f2"
!style="text-align: center;"|'61計
|33||4||0||0||0||8||2||2||--||.800||390||89.1||85||7||40||2||2||66||4||0||45||41||4.13||1.40
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1962}}
|rowspan="3" style="text-align: center;"|[[サンフランシスコ・ジャイアンツ|SF]]
|49||0||0||0||0||5||4||11||--||.556||380||86.1||83||9||47||7||2||58||6||0||44||42||4.38||1.51
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1963}}
|46||0||0||0||0||7||7||3||--||.500||261||62.0||46||8||30||9||0||44||4||0||23||21||3.05||1.23
|-
|rowspan="2" style="text-align: center;"|{{by2|1964}}
|6||0||0||0||0||0||1||0||--||.000||46||10.1||10||0||6||1||0||6||0||0||5||5||4.35||1.55
|-
|rowspan="3" style="text-align: center;"|[[ヒューストン・アストロズ|HOU]]
|30||10||2||1||0||4||8||1||--||.333||424||103.1||92||4||20||4||1||58||1||0||36||26||2.26||1.08
|-style="background-color:#f2f2f2"
!style="text-align: center;"|'64計
|36||10||2||1||0||4||9||1||--||.308||470||113.2||102||4||26||5||1||64||1||0||41||31||2.45||1.13
|-
|rowspan="2" style="text-align: center;"|{{by2|1965}}
|1||1||0||0||0||0||0||0||--||----||27||5.1||8||0||3||1||0||1||0||0||3||3||5.06||2.06
|-
|rowspan="2" style="text-align: center;"|BAL
|27||1||0||0||0||1||2||1||--||.333||234||54.0||53||4||20||2||1||40||0||0||22||16||2.67||1.35
|-style="background-color:#f2f2f2"
!style="text-align: center;"|'65計
|28||2||0||0||0||1||2||1||--||.333||261||59.1||61||4||23||3||1||41||0||0||25||19||2.88||1.42
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|1967}}
|style="text-align: center;"|[[シカゴ・カブス|CHC]]
|3||0||0||0||0||0||0||0||--||----||18||4.0||5||1||2||0||0||1||0||0||4||4||9.00||1.75
|-
!colspan="2"|通算：14年
|412||171||44||11||1||81||91||23||--||.471||6708||1548.0||1442||130||725||35||26||849||39||0||728||650||3.78||1.40
|}
* 各年度の'''太字'''はリーグ最高
* SLA（セントルイス・ブラウンズ）は、1954年にBAL（ボルチモア・オリオールズ）に球団名を変更
 
==受賞歴・記録==
*[[完全試合]]（[[1956年]][[10月8日]]）
*[[ワールド・シリーズ]][[最優秀選手 (MLB)|MVP]]1回（1956年）
*[[ベーブ・ルース賞]]1回（1956年）
 
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※ゴ：ゴロの略
*総投球数：97球
 
 
== 脚注 ==
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