「寂光院 (犬山市)」の版間の差分

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* 薬医門
** 山門は継鹿尾(つがお)山麓の西側に位置し、庫裏(くり)の正門である。棟札により、天保7年(1836)に尾張藩御大工の竹中泉正敏により建築されたことが分かる。薬医門の傑作である。1間一戸薬医門(やくいもん)で左右に袖塀(そでへい)、潜戸一戸付、二軒繁垂木、切妻屋根、桟瓦葺である。男梁(おばり)を本柱上の冠木(かぶき)から控柱まで架け渡し、両端に出三斗組(でみつどぐみ)、中央に平三斗組(ひらつどぐみ)を配して、虹梁(こうりょう)を支持し、大瓶束大斗実肘木(たいへいづかだいとさねひじき)で化粧棟木(けしょうむなぎ)を支え、牡丹の笈形(おいがた)を付ける。扉は八双金物(はっそうかなもの)、乳金物(ちちかなもの)、菱形鋲(ひしがたびょう)を打ち、冠木上中央に群猿の彫刻を置き、女梁(めばり)、男梁(おばり)は絵様木鼻付き、背面側虹梁上には龍の彫刻を配する。屋根は現在桟瓦を載せているが、当初は本瓦葺きであった。
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画像:P01-110401-01S200.jpg|薬医門(2011年4月)
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