「ジェームズ・M・ブキャナン」の版間の差分

編集の要約なし
(英語版(01:30, 20 March 2011)を参考。Cat+4)
{{Thumbnail:end}}
[[File:James Buchanan by Atlas network.jpg|thumb]]
'''ジェームズ・マギル・ブキャナン・ジュニア'''(James McGill Buchanan Jr., [[1919年]][[10月3日]] - )は、[[公共選択論]]を提唱した[[アメリカ合衆国|米国]]の[[経済学者]]・[[財政学]]者。[[1986年]]に[[ノーベル経済学賞]]を受賞した。[[ヴァージニア学派]]の中心的人物のひとり。[[バージニア大学]]などを経て、[[ジョージ・メイソン大学]]の教授を長い間務めている。また、[[ログローリング]]の理論の徹底した解析もおこなった。[[テネシー州]][[マーフリーズボロ (テネシー州)|マーフリーズボロ]]生まれ。1940年に[[ミドルテネシー州立大学]]を卒業し、[[シカゴ大学]]で[[博士]]号を取得
 
== 人物 ==
[[ゴードン・タロック]]との共著『公共選択の理論-合意の経済論理』は、公共選択論の基礎文献として知られ、タロックとともに[[政治経済学]]に新しい研究領域を切り開いた。また、リチャード・E・ワーグナーとの共著、『赤字財政の政治経済学-ケインズの政治的遺産』では[[ケインズ]]的な[[財政政策]]が民主的な[[政治過程]]のなかでもっぱら財政を圧迫する傾向があることを指摘して、経済学界のみならず世論や政治にも大きな衝撃を与えた。
[[テネシー州]][[マーフリーズボロ (テネシー州)|マーフリーズボロ]]生まれ。1940年に[[ミドルテネシー州立大学]](2007年「[[ノーベル平和賞]]」を受賞した経済学者[[ムハンマド・ユヌス]]は、かつて教員として所属) を卒業。 1948年[[シカゴ大学]]から[[Ph.D.]]を取得。 
==主要著書==
 
[[ヴァージニア学派]]の中心人物のひとり。[[バージニア大学]]などを経て、[[ジョージ・メイソン大学]]の教授、保守系シンクタンクの上級研究員をつとめ、提起した理論は、伝統的な経済学・財政学の領域を超え、政治的・社会的にも大きな影響力を持った。また、[[ログローリング]]の理論の徹底した解析もおこなった。現在、90歳を超えている。
 
 
== 研究とその影響 ==
[[1967年]]、『財政理論― 民主主義過程の財政学 ―(''Public Finance in Democratic Process: Fiscal Institutions and Individual Choice'')』は、彼自身が掲げたように、「それまでの伝統的な財政理論」からの「方法論的転換」を狙ったものであった。当時の財政学では、19世紀以降の参政権拡大により、社会的選択は広く「大衆層」に開放されていったにもかかわらず、「財政学」では依然として財政政策の形成が、これらと全く分離されたまま扱われていた。こうした伝統的な財政理論の範疇を越え、「選択」や「意思決定のルール」といった研究も含めた、その後の「公共選択論」へと道を開いたのが、この『財政理論-民主主義過程の財政学-』であった。 なお、財政学・経済学においてパラダイムシフトをもたらすことになるブキャナンの著作群は、はやくも[[1970年代]]初めには、[[山之内光躬]](早稲田大学教授) ・[[日向寺純雄]](青山学院大学教授)により、日本に紹介されていた。
 
 
[[ゴードン・タロック]]との共著『公共選択の理論-合意の経済論理』は、公共選択論の嚆矢として、またこれを学ぶ者の基礎文献として知られ、タロックとともに[[政治経済学]]に新しい研究領域を切り開いた。また、 リチャード・E・ワーグナーとの共著、『赤字財政の政治経済学-ケインズの政治的遺産(''Democracy in Deficit: The Political Legacy of Lord Keynes'')などにおいて、民主主義の下での政治過程では、政府・政治家は、つねに[[ケインズ公共事業]][[財政ど人気取りのばらまき政策]]に走りちで、選挙主的な[[政治過程]]大衆もそ税負担を顧みい傾向にある。よって、民主主義の下のケインズ的財政政策は、もっぱら財政を圧迫する傾向があの悪化という帰結に至ることを指摘して説いた。彼の理論は、経済学界のみならず世論や政治にも大きな衝撃影響与えもたらした。
 
==主著書==
*James M. Buchanan and Gordon Tullock, ''The Calculus of Consent: Logical Foundation of Constitutional Democracy'', Ann Arbor: University of Michigan Press, 1962.
** Jジェームズ・M・ブキャナン、Gゴードン・タロック 『公共選択の理論合意の経済論理』 [[宇田川璋仁]]監訳、東洋経済新報社、1979年12月
 
*James M. Buchanan, ''Public Finance in Democratic Process: Fiscal Institutions and Individual Choice'', 1967.
** ジェームズ・M・ブキャナン 『財政理論― 民主主義過程の財政学』 、 山之内光躬 ・日向寺純雄訳、[[勁草書房]]、1971年。
 
*James M. Buchanan, ''The Demand and Supply of Public Goods'', 1968.
** ジェームズ・M・ブキャナン 『公共財の理論― 公共財の需要と供給』、 山之内光躬 ・日向寺純雄訳、文眞堂、1973年。
 
*James M. Buchanan and Richard E. Wagner, ''Democracy in Deficit: the Political Legacy of Lord Keynes'', New York: Academic Press, 1977.
** Jジェームズ・M・ブキャナン、R・E・ワグナー 『赤字財政の政治経済学-ケインズの政治的遺産』 深沢実・菊池威訳、文真堂、1979年4月
 
*James M. Buchanan, ''Ethics and Economic Progress'', 1994.
**J ジェームズ・M・ブキャナン 『倫理の経済学』 小畑二郎訳、有斐閣、1997年2月
 
{{ノーベル経済学賞受賞者 (1976年-2000年)}}
[[Category:1919年生]]
[[Category:存命人物]]
{{Economist-stub}}
 
[[ar:جيمس بوكنان جونيور]]
14

回編集