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m フランス選手カテゴリ。マックス・デキュジスの生没年
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'''ジュリー・アラール・デキュジス'''('''Julie Halard-Decugis''', [[1970年]][[9月10日]] - )は、[[フランス]]・[[ベルサイユ]]出身の元女子プロ[[テニス]]選手である。[[2000年]]の[[全米オープン (テニス)|全米オープン]]女子ダブルスで、日本の[[杉山愛]]とペアを組んで優勝した。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。[[WTA]]ツアーでシングルス12勝、ダブルス15勝を挙げた。既婚選手として、自分の姓「アラール」(Halard)と夫の姓「デキュジス」(Decugis)を併用している。
 
7歳から[[テニス]]を始め、[[1986年]]に16歳でプロ入り。1989年からアルノー・デキュジス(Arnaud Decugis)のコーチを受け始め、1995年9月22日に結婚した。夫のアルノー・デキュジスは、黎明期の全仏選手権(現在の[[全仏オープン]])で活躍したマックス・デキュジス(Max Decugis: [[1882年]] - [[1978年]]、[[1903年]] - [[1914年]]にかけて8度優勝)の遠縁の子孫である。[[1991年]]に[[プエルトリコ]]の大会でシングルス初優勝。[[1992年]]の[[ウィンブルドン選手権|ウィンブルドン]]2回戦で[[アランチャ・サンチェス]]を破り、4回戦まで進出。[[1993年]]の[[全豪オープン]]と[[1994年]]の[[全仏オープン]]で[[グランドスラム (テニス)|4大大会]]のベスト8に入る。[[1996年]]7月、女子国別対抗戦・[[フェドカップ]]準決勝で[[フランス]]と[[スペイン]]が対戦した時、アラール・デキュジスは[[アランチャ・サンチェス]]と対戦中に右手首の靱帯断裂を起こしてしまう。この故障のため、[[1997年]]のシーズンは全く試合に出場できなかった。そのブランク期間中、アラール・デキュジスは[[美術]]のレッスンを受け、趣味の絵画の腕を磨いたという。[[1998年]]にシングルスとダブルスで2勝ずつを挙げ、ツアー復帰を果たした。
 
ジュリー・アラールは早くから日本が大好きな選手で、同じ[[1970年]]9月生まれの[[伊達公子]]と親友になった。[[1996年]]に伊達が現役を引退した後、後輩の杉山とダブルス・パートナーを組み、最も息の合うダブルス・ペアとして活動した。日本の試合では、[[1994年]]の「[[ニチレイ]]・レディース」でダブルス優勝があり、最後の年となった[[2000年]]に「[[ジャパン・オープン・テニストーナメント|ジャパン・オープン]]」で単複優勝を飾っている。
 
現役最後のシーズンとなった[[2000年]]に、アラール・デキュジスは[[WTA]]ツアーでシングルス2勝、ダブルス10勝を挙げ。そのうち6勝は[[杉山愛]]とのコンビによるもので、その中には[[全米オープン (テニス)|全米オープン]]女子ダブルスも含まれている。[[2000年]][[9月10日]]、アラール・デキュジスと杉山のペアは全米オープンの女子ダブルス決勝で[[カーラ・ブラック]]([[ジンバブエ]])と[[エレナ・リホフツェワ]]([[ロシア]])組を 6-0, 1-6, 6-1 で破って優勝した。日本人選手を含むペアが[[グランドスラム (テニス)|4大大会]]の女子ダブルス部門で優勝したのは、[[1975年]][[ウィンブルドン選手権]]で優勝した[[沢松和子]]と[[アン清村]]組以来「25年ぶり」の快挙であった。この日はアラール・デキュジスの30歳の誕生日でもあった。この後[[日本]]の「[[トヨタ]]・プリンセス・カップ」(ニチレイ・レディースは[[1997年]]からこの名称に変更)と「[[ジャパン・オープン・テニストーナメント|ジャパン・オープン]]」でもダブルス優勝。ダブルス世界ランキング1位の位置で、アラール・デキュジスは惜しまれつつ現役を引退した。
 
アラール・デキュジスの引退後、杉山はダブルスで良きパートナーに恵まれず、苦心の年月が続いている。([[ベルギー]]の[[キム・クライシュテルス]]と組んでいた時期に好成績が多かったが、クライシュテルス側の事情でやむなくペア解消に至った。)
== 関連項目 ==
* [[テニス]]
* [[杉山愛]]
[[Category:フランスのテニス選手|あらあるてきゆしす しゆりい]]
[[Category:フランスのスポーツ選手|あらあるてきゆしす しゆりい]]
[[Category:1970年生|あらあるてきゆしす しゆりい]]
[[de:Julie Halard-Decugis]]