「テンポ・ルバート」の版間の差分

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'''テンポ・ルバート'''({{lang-it-short|tempo rubato}})とは訳せば「盗まれた時間」という意味であり、本来的には音符の音価の一部を奪い、後続するどれかの音符に返すことを意味していた。この場合では全体的なしたがってテンポそのものは変化は生じかった。19世紀以降ではこの概念は退化して、柔軟にテンポを変えるという意味で用いられるようにもなった。<ref name="curt">クルト・ザックス 『リズムとテンポ』 岸辺成雄監訳、音楽之友社、1979年</ref>
 
テンポ・ルバートの記譜された実例は14世紀に遡る。<ref name="curt"/>[[バロック音楽]]では[[イネガル奏法]]と共に重要な要素であった。<ref>トン・コープマン 『トン・コープマンのバロック音楽講義』 風間芳之訳、音楽之友社、2010年</ref>