「よろずや平四郎活人剣」の版間の差分

『[[オール讀物]]』[[1980年]]10月号から[[1982年]]11月号に掲載。[[1983年]][[文藝春秋]]刊(上中下3分冊)。[[1985年]][[文春文庫]]:上 ISBN 978-4167192365, 下 ISBN 978-4167192372
 
『よろずや平四郎活人剣』は、旗本神名家の冷や飯食い(次男以降の男子)である神名平四郎を主人公とした[[短編小説|連作短編]]時代小説である。連作を繋げる縦の糸は、[[天保の改革]]・[[蛮社の獄]]を背景に、平四郎の兄で[[目付]]の神名監物と[[鳥居耀蔵]]の対立、および神名兄弟と鳥居配下の奥田伝之丞との争いである。また、平四郎の元許婚の消息の探求の物語も、同時に縦の糸としての役割を持つ。本作品は、友人の明石半太夫・北見十蔵と剣術[[道場]]を共同経営しようとした平四郎が、明石にだまされてやむを得ず長屋に移り住むことになったことから話が始まる。長屋に「よろずもめごと仲裁つかまつり候」の看板を掲げ、平四郎が離縁話の仲裁や盗人仲間の手打ちなど「よろずも万揉ごと仲裁」を行う様子が各話で描かれる。
 
道場の共同経営をするはずだった明石半太夫・北見十蔵はその後もしばしば脇役として登場し、時には平四郎とともに剣を取って戦う。
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