「I-153 (航空機)」の版間の差分

'''I-153'''([[ロシア語]]:'''И-153'''<small>イー・ストー・ピヂスャート・トリー</small>)は、[[ソビエト連邦|ソ連]]の[[複葉機|複葉]][[戦闘機]]である。多くの優れた戦闘機を開発し「戦闘機の王様」と呼ばれた[[ポリカールポフ]][[設計局]]が設計した。「究極の複葉戦闘機」と呼ばれ、長期間に亙りソ連労農[[赤軍]]航空隊の主力機を務め、[[ノモンハン事件]]、[[フィンランド]]との[[冬戦争]]、第二次大戦の初めまで使われた。当時の新技術であった引き込み脚と、当時としては強力な1000[[馬力]]級の[[エンジン]]を搭載していた。上翼は視界を確保するために[[ガル翼|ガルウィング]]を採用したので[[チャイカ]]（カモメ）という愛称で呼ばれた。

 

== 概要 ==

[[スペイン内戦]]に参加した[[I-15 (航空機)|I-15]]の戦訓から、I-15の発展型として製作された。1000馬力の[[空冷エンジン|空冷式]]の[[シュベツォフ M-25|M-25エンジンに]]換装したI-15terが[[1938年]]秋に初飛行し、さらに強力なM-25エンジンに換装された。

*航続距離: 470 km

*武装: 12.7mm[[機関銃|機銃]]×4、82mm[[ロケット弾]]×6または100kg爆弾

 

== 外部リンク ==

 

[[Category:ソ連・ロシアの戦闘機|I-153]]