「平成5年8月豪雨」の版間の差分

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*鹿児島市北部の竜ヶ水地区では約4kmの区間内に22カ所の[[土石流]]が発生し、この地区を通過する[[国道10号]]では約1200台の車が動けなくなり、ほぼ陸の孤島状態となった<ref>孤立した人の中には、たまたま現場を通りがかった[[土屋佳照|土屋]]鹿児島[[都道府県知事|県知事]]もいた。</ref>。孤立した人の中には土石流に巻き込まれ[[鹿児島湾]]に投げ出される人もいた。また、[[日豊本線]]の[[竜ヶ水駅]]で立ち往生した旅客列車が[[土石流]]に巻き込まれて大破したが、ほとんどの乗客は乗務員の指示により避難した後であった<ref>当時避難救助活動に従事した乗務員のうち運転士一名が、二週間後喘息発作が原因で亡くなり、最終的に労災が認定された。</ref>。ただし、指示を無視して車内に留まった乗客3人は死亡した。住民と列車の乗客や車の運転者を含めた約2500人が周囲から孤立し、近隣の漁船と[[桜島フェリー]]によって海上から救出された<ref>このときの救出の様子が、偶然現場付近で銀行強盗の検問中であった警察官二人を中心にNHK『[[プロジェクトX〜挑戦者たち〜]]』(2001年9月18日放送)やフジテレビ『[[奇跡体験!アンビリバボー]]』(2010年9月16日放送)に取り上げられた。またTBS系「報道30時間テレビ」でも南日本放送の報道記録として紹介されている。</ref>。国道10号はその後しばらく通行止めとなり、復旧後この区間には雨量計が設置され連続総雨量が200mm以上になると通行が制限されるようになった。日豊本線[[鹿児島駅]]-[[国分駅 (鹿児島県)|国分駅]]間は同年9月18日まで不通となり、[[加治木港]]からの船舶や、バスによる代替輸送が行われた。
*鹿児島市[[高麗町]]にある[[南日本放送]](MBC、[[Japan News Network|TBS系]])では、放送会館周辺が冠水し、ラジオ中継車([[ポニー号]])3台他多数の車両が水没で使用不能となった。テレビ中継車2台は[[日置郡]][[伊集院町]]でのゴルフ大会収録のために出ていたことで、冠水を免れた。会館の建物は水害対策として約1メートル高くしてあったのだが、下水管等から逆流した水で局内が浸水し、居合わせたスタッフ等の必死の排水作業で[[主調整室]]を死守し、放送を継続した。この際、[[細川護熙]]首相(当時)就任の[[報道特番]]に割り込む格好で全国へ向けて被害の第一報を放送、その後21時からの全国ネットのドラマを途中で打ち切り、ローカルの災害放送に突入し、その後長時間災害情報を鹿児島県民に伝え続けた。
 
*この水害後に地元の[[春苑堂書店]]が発行した体験記によれば、「MBCラジオは細川内閣の情報ばかりで、水害に関する情報が中々出て来なかった」という事である。この時の反省を踏まえ、鹿児島市は地元に密着した[[コミュニティFM]]の開局準備に着手し、[[1997年]][[10月1日]]に[[鹿児島シティエフエム]](愛称:フレンズFM)が設立された。
 
==注釈==