「宮の御方」の版間の差分

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匂宮は「按察大納言の紅梅の御方」に文を送るが、この「按察大納言の紅梅の御方」については[[花鳥余情]]、[[湖月抄]]、[[すみれ草]]のように紅梅の実の娘であるとする説と、[[細流抄]]のようにこの「宮の御方」であるとする説とがある。([[宿木|第49帖 宿木]])
 
なお、宮の御方の姪にあたる「[[巣守三位]]」など、現行の54帖からなる源氏物語には含まれない「[[巣守]]」なる巻にあったと考えられるいくつかの記述を含んでいることで知られる[[国文研本源氏物語系図]]では、この「宮の御方」は「匂兵部卿上」として立項されており、最終的には匂宮の妻となったとされていることから同系図が元にした「源氏物語」にはそのような記述があったと考えられる。なお、巣守関連の記述を含む古系図は現在までに十数本存在することが明らかになっているが、この「宮の御方」が匂宮の妻となったとする記述のあるのはこの国文研本古系図のみである。
 
== 参考文献 ==