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[[File:Swan Lake at the Bolshoi 2006.jpg|thumb|290px|<center>ボリショイ・バレエ団による 『[[白鳥の湖]]』 (2006年)</center>]]
=== ボリショイ・バレエ ===
ボリショイ劇場は、'''ボリショイ・バレエ'''は、モスクワボリショイ劇場を本拠地とするバレエ団であり、サンクトペテルブルクの[[マリインスキー劇場・バレエ]]とともにロシアを代表するバレエの殿堂としての役割を担ってきた団である。チャイコフスキーのバレエ 『[[白鳥の湖]]』 は、[[1877年]]にボリショイ劇場で初公演が行われた。但し、上述の通り、バレソビに関しては宮廷と貴族階級の庇護を受けていたサンクペテルブルク連邦時代遅れをとっていたこと否めない。[[1902年]]ボリショイ・バレエ団団長に就任しが数百あっアレクサンドル・ゴルスキーは、ボリショイ劇場でのといわれるバレエ演目を増やすととも大国、演劇改革運動に触発されおいて、バレエの世にも新風牽引する中心的な役割を担ってきらす
 
マリインスキー劇場は宮廷を起源とし、王族・皇族の庇護のもと貴族階級を対象にした劇場であったのに対し、ボリショイ劇場は、地元の名士(公爵)が開設し裕福な商人階級向けに発展を遂げてきた。[[1902年]]ボリショイ・バレエ団長に就任したアレクサンドル・ゴルスキーは、ボリショイ劇場でのバレエ演目を増やすとともに、演劇改革運動に触発され、バレエの世界に新風をもたらした。
[[ロシア革命]]後は、[[サンクトペテルブルク|レニングラード]](現サンクトペテルブルク)からモスクワへの遷都と、ソ連政府による最重要な国立劇場として位置づけられたことに伴いマリインスキー劇場からバレエ、舞踊関係者(教育者、ダンサーなど)が次第にボリショイ劇場へと活躍の場を移していった。こうした人材の流入によって新たな作品と後進が育成された。[[第二次世界大戦]]後は、[[ヨシフ・スターリン|スターリン]]によってマリインスキー劇場から移籍した[[ガリーナ・ウラノワ]]の活躍や、スターリンの死後[[1950年代]]後半から始まった国外公演によってボリショイ・バレエ団の名声は国際的なものに成長することとなった。
 
[[ロシア革命]]後は、[[サンクトペテルブルク|レニングラード]](現サンクトペテルブルク)からモスクワへの遷都と、ソ連政府によって重要な国立劇場として位置づけられたことに伴いマリインスキー劇場からバレエ、舞踊関係者(教育者、振付師、ダンサーなど)が次第にボリショイ劇場へと活躍の場を移していった。こうした人材の流入によって新たな作品と後進が育成された。[[第二次世界大戦]]後は、[[ヨシフ・スターリン|スターリン]]によってマリインスキー劇場から移籍した[[ガリーナ・ウラノワ]]の活躍や、スターリンの死後[[1950年代]]後半から始まった国外公演によってボリショイ・バレエの名声は国際的なものへと成長することとなった。
ボリショイ・バレエ団のレパートリーとしては、チャイコフスキーの三大バレエ(『[[白鳥の湖]]』 『[[眠れる森の美女 (チャイコフスキー)|眠れる森の美女]]』 『[[くるみ割り人形]]』)、[[アラム・ハチャトゥリアン|ハチャトゥリアン]]の 『[[スパルタクス (バレエ)|スパルタクス]]』 をはじめ、古典、新作を多く持つ。ソ連崩壊後の近年は、西ヨーロッパ諸国の作品を手がける傾向が見られる。
 
ボリショイ・バレエのレパートリーとしては、チャイコフスキーの三大バレエ(『[[白鳥の湖]]』 『[[眠れる森の美女 (チャイコフスキー)|眠れる森の美女]]』 『[[くるみ割り人形]]』)、[[アラム・ハチャトゥリアン|ハチャトゥリアン]]の 『[[スパルタクス (バレエ)|スパルタクス]]』 をはじめ、古典、新作などく持つ岐にわたる。ソ連崩壊後の近年は、言論統制がなくなり西ヨーロッパ諸国の作品を手がける傾向が見られも上演すようになった
なおボリショイ・バレエ団には支部として[[ブラジル]]南部の都市、[[ジョインヴィレ]]にボリショイ劇場学校がある。
 
なおボリショイ・バレエには支部として[[ブラジル]]南部の都市、[[ジョインヴィレ]]にボリショイ劇場学校がある。
 
==== 著名な初演 ====
*1869: 『[[ドン・キホーテ]]』— 振付:[[マリウス・プティパ]]、作曲:[[レオン・ミンクス]]
*1877: 『[[白鳥の湖]]』 ー 振付:ヴェンツェル・ライジンガー、作曲:[[ピョートル・チャイコフスキー]]
*1945: 『[[シンデレラ (プロコフィエフ)|シンデレラ]]』 ー 振付:[[ロスチスラフ・ザハロフ]]、作曲:[[セルゲイ・プロコフィエフ]]
*1954: 『[[石の花 (プロコフィエフ)|石の花]]』 ー 振付:[[レオニード・ラヴロフスキー]]、作曲:セルゲイ・プロコフィエフ
<!-- *1972: 『[[アンナ・カレーニナ]]』 ー 振付:[[マイヤ・プリセツカヤ]]、作曲:[[ロディオン・シチェドリン]] (映画作品なので除外)-->
 
==== 過去に在籍した著名なダンサー ====
*[[レオニード・マシーン]]
*[[ガリーナ・ウラノワ]]
*[[マイヤ・プリセツカヤ]]
*[[エカテリーナ・マクシーモワ]]
*[[ウラジーミル・ワシーリエフ]]
*[[アレクセイ・ファジェーチェフ]]
*[[リュドミラ・セメニャカ]]
*[[アレクサンドル・ゴドゥノフ]]
*[[イレク・ムハメドフ]]
*[[ニーナ・アナニアシヴィリ]]
 
==== 所属ダンサー ====