「父の終焉日記」の版間の差分

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『'''父の終焉日記'''』は、[[俳人]][[小林一茶]]の作品。享和元年(1801)4月、一茶39歳。たまたま帰省中の一茶は、父を急病で失い初七日を迎えることとなった。その三十余日間を、日記形式で綴ったもの。日々衰弱してゆく父の姿と遺産問題を端に発した継母・義弟との確執がなまなましく描かれている。事実に基づいているがフィクション、出版を前提に書かれ、脚色もあり、日本の私小説のルーツと言われる。一茶生存中に刊行されたものではなく、題名もついていなかったので、「看護日記」、「看取り日記」などと呼ばれていたが、明治になって[[束末露香]]によって「父の終焉日記」と名付けられ、大正11年、その校訂本が[[荻原井泉水]]によって刊行され定着した。
 
一茶の直筆の草稿は、寛政12年刊の天地庵我泉の歳旦帳の裏面に書かれたもので一茶ゆかりの 里一茶館(長野県高山村)で保存、公開されている。
 
== 文献 ==
 
== 外部リンク ==