「ナラタケ」の版間の差分

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| 種 = '''ナラタケ''' ''A. mellea''
| 亜種 = '''ナラタケ''' ''A. mellea nipponica''
| 学名 = ''Armillaria mellea'' <small>([[:en:Martin Vahl (botanist)|Vahl.]]:[[エリーアス・フリース|Fr.]]) [[:en:Paul Kummer|Kummer]]</small><br/> subsp. ''nipponica'' <small>Cha et Igarashi</small>
| 和名 = ナラタケ
| 英名 = honey mushroom
}}
 
'''ナラタケ'''('''楢茸'''、''Armillaria mellea'' subsp. ''nipponica'')は[[ハラタケ目]][[キシメジ科]][[ナラタケ属]]に分類され、主として[[木材腐朽菌]]として生活している[[キノコ]]。[[ユーラシア]]と[[北アメリカ]]、[[アフリカ]]に分布する。
 
狭義のナラタケは、晩春、晩秋に広葉樹の枯木や生木から発生する。[[キノコの部位#傘|傘]]は黄色で饅頭型から中高扁平型。周辺に条線があり、ささくれは少ない。[[キノコの部位#ひだ|ひだ]]はやや疎で垂生し、若いものは白いが、成熟すると褐色。[[キノコの部位#つば|つば]]は膜質。[[キノコの部位#肉|肉]]は白色で少し甘みや渋みがある。[[キノコの部位#柄|柄]]は傘と同じ色で中実。つばの上に条線がある。
 
この種は枯死植物を分解吸収して生活するのみならず、生きている植物に対する寄生性、病原性も強い<ref>[http://ci.nii.ac.jp/naid/110002832341/ ナラタケ分離系統の腐生力と寄生力の比較(第75回日本林学会大会講演要旨)]日本林學會誌 Journal of the Japanese Forestry Society 46(3) 46(3) pp.111-112 19640325 日本森林学会</ref>。ナラタケの寄生による病害は「'''ならたけ病'''」と呼ばれ、[[リンゴ]]、[[ナシ]]、[[モモ]]、[[ブドウ]]、[[クリ]]などの果樹、[[サクラ]]や[[ナラ]]類などの木本類、[[ジャガイモ]]、[[ニンジン]]などでの発生が報告されている。
 
枯死植物や生木の寄生部分で生活する[[菌糸]]体はその部分だけで生活史を完了するのではなく、黒い木の根のような[[菌糸束]]を形成してこれを地中に伸ばし、離れたところに存在する枯れ木や生木に接触すると、これにも新たに菌糸を伸ばし、寄生する。一方、[[ラン科]]の[[腐生植物]]である[[ツチアケビ]]や[[オニノヤガラ]]はナラタケの菌糸束を地下茎や根に呼び込み、表層部の[[細胞]]内で消化吸収して栄養素を摂取している。
比較的他のキノコやカビに弱く、地面が新しい場所を好んで繁殖する。特に夏のうちに崩落を起こした斜面や沢。倒木の根などに大量発生する場合もある。沢沿いに菌が流されるため、下流で見つかれば上流方向にも生えている確率が高い。
 
[[根状菌糸束]]や[[腐朽材]]は[[発光]]するらしい。これはルシフェラーゼという成分が影響している。
これはルシフェラーゼという成分が影響している
 
== 分類 ==
従来ナラタケと呼ばれた種は数種に別れた。ナラタケ、[[ワタゲナラタケ]]、[[キツブナラタケ]]、[[オニナラタケ]]、[[ナラタケモドキ]]など。
ナラタケ、[[ワタゲナラタケ]]、[[キツブナラタケ]]、[[オニナラタケ]]、[[ナラタケモドキ]]など
 
== 別名 ==
 
== 食用 ==
優れた食菌として知られ、特に東日本では広く親しまれている。ただし、種や系統によっては生あるいは加熱しても消化不良などの中毒を起こすことがある。また、新鮮でないものも食べない方がよい。毒成分は不明。収穫したものは傷むのが早いので、生のまま塩漬けにするか、鍋で煮て湯切りし水に晒しておく。塩漬けしたものは煮てから水に晒しておけば塩抜きできる。味噌汁や、鍋、煮付けや南蛮漬けなどにして食されているキノコである。秋田県では[[缶詰]]も売られている
収穫したものは傷むのが早いので、生のまま塩漬けにするか、鍋で煮て湯切りし水に晒しておく。塩漬けしたものは煮てから水に晒しておけば塩抜きできる。味噌汁や、鍋、煮付けや南蛮漬けなどにして食されているキノコである。秋田県では[[缶詰]]も売られている。
 
[[原木栽培]]や[[菌床栽培]]で人工栽培することが出来る<ref>{{PDFlink|[http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/hyoujun_gijutsu/kinoko/2-1-9.pdf ナラタケ属のきのこ(Armillaria spp.)]}} [[特許庁]]</ref>。
 
== 参考文献 ==
* 池田良幸『北陸のきのこ図鑑』ISBN 4893790927
* 長沢栄史『日本の毒きのこ』 ISBN 4054018823
* 日本植物病理学会・編『日本植物病名目録』 ISBN 4889260668
 
== 脚注 ==
 
== 外部リンク ==
* {{PDFlink|[http://www.fpri.asahikawa.hokkaido.jp/rsjoho/20418453035.pdf ナラタケ栽培における雑菌汚染]}} - 北海道立林産試験場
* [http://ci.nii.ac.jp/naid/110002839411/ ケニヤの天然林におけるナラタケの分布] - 日本林學會誌 Journal of the Japanese Forestry Society 43(9) 4(9) pp.328 19610925 日本森林学会
 
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[[Category:食用キノコ]]
[[Category:キシメジ科]]
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