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'''ベンズブロマロン'''({{Lang-en-short|benzbromarone}})とは[[痛風]]の第一選択薬である[[アロプリノール]]が有効ではないあるいはアロプリノールによって過度の[[副作用]]が生じた際に使用される[[尿酸排泄薬]]の一つ。ベンズブロマロンは構造的に[[抗不整脈薬]]である[[アミオダロン]]に類似している<ref name=Kumar>{{cite journal |author=Kumar V, Locuson CW, Sham YY, Tracy TS |title=Amiodarone analog-dependent effects on CYP2C9-mediated metabolism and kinetic profiles |journal=Drug Metab. Dispos. |volume=34 |issue=10 |pages=1688–96 |year=2006 |month=October |pmid=16815961 |doi=10.1124/dmd.106.010678 |url=}}</ref>。
<br>
 
日本ではユリノーム&reg;錠25mg・50mg([[鳥居薬品]])などとして販売されている。
== 薬理 ==
腎臓の近位尿細管にはURAT1と呼ばれる尿酸再吸収を行う尿酸トランスポーター分子が多く存在する。ベンズブロマロンはURAT1阻害剤として作用する。<br>
アロプリノール(尿酸合成阻害剤)にくらべ、臨床試験や研究が進んでいないため世界的には第一選択薬ではないが、日本人は尿酸排泄低下型の[[高尿酸血症]]が多いため、ベンズブロマロンによる治療は合理的との意見もある。<ref>http://www.torii.co.jp/iyakuDB/data/academic/070316.pdf</ref>
 
== 適応症 ==
下記の場合における高尿酸血症の改善
: [[痛風]]、高尿酸血症を伴う[[高血圧]]症
== 出典 ==
{{reflist}}