「文京シビックホール」の版間の差分

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'''文京シビックホール'''は、[[東京都]][[文京区]]春日にあるコンサートホール。大ホールと小ホールのほか、2室の練習室と1室の多目的室を擁する。文京シビックセンター内に2000年に開館した。文京区役所が所有し、公益財団法人文京アカデミーが運営する。[[中村勘三郎]]を名誉館長に迎える。
== 概要 ==
*大ホール
*:正式名称は「響きの森文京公会堂」。プロセニアム型、定員1,802(オーケストラピット使用時1,640)のオーケストラ等大編成の[[クラシック音楽]]向けのホール。残響時間が約2.3秒、満席の場合約2.0秒であり、他の著名なコンサートホールと比べても遜色ない響きを有する。立ち見席36席の使用が可能で、1回後部にガラスで仕切られた親子席6席を有する。
*小ホール
*:セミオープン型、325席。稼働席を設置すれば371席となる。全ての席は電動可動となっており、ホール後方に収納すれば大きな平面のホールとなる。
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*:文京シビックセンターB1F。多目的室は大ホール舞台(反響板設置時)とほぼ同等の広さを有する。練習室はピアノ・ドラムセットなどを備える。大ホール舞台と地下の廊下で接続しており、大ホールエリアの楽屋として使われることがある。
*特別応接室、会議室
*:文京シビックセンター3F。大ホールの2階席と接続しており、特別応接室等がある。特別来賓者の応対として使われることがある。
 
== 特徴 ==
*「響きが素晴らしく、オーケストラの音をどんどん引き出してくれる」と[[佐渡裕]]がホールの音響の良さを述べている。
*ロビー2階には旧[[文京公会堂]]時代のグランドピアノ([[スタインウェイ・アンド・サンズ]]製)が展示しており、[[ヴィルヘルム・ケンプ]]、[[神谷郁代]]らのサインが記されている。2011年、[[フジ子・ヘミング]]がソロリサイタルを開催し、新たにこのピアノにサインを記した。
*[[文京区]]・公益財団法人[[文京アカデミー]]と事業提携を結ぶ団体が年間を通じて頻繁に演奏を行っている。
*近年海外演奏家や[[オーケストラ]]の出演も増え、2010年には[[ホルン]]奏者の[[ラデク・バボラーク]]や[[ワレリー・ゲルギエフ]]指揮[[ロンドン交響楽団]]が演奏を行ったほか、2011年には[[ユーリ・テミルカーノフ]]指揮[[サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団]]の出演も予定されている。
*また在京オーケストラでは事業提携を結ぶ[[東京フィルハーモニー交響楽団]]をはじめとして、[[NHK交響楽団]]、[[東京都交響楽団]]、[[新日本フィルハーモニー交響楽団]]等が公演を行っている。
*[[日本管楽合奏コンテスト]]全国大会の会場として全国の[[吹奏楽]]愛好家に知られている。
*[[全日本合唱コンクール|東京都合唱コンクール]]や[[NHK全国学校音楽コンクール]]の会場となるなど、合唱方面でも認知度は高い。