「アイ (第18王朝のファラオ)」の版間の差分

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'''アイ '''(Ay, AiAi - 在位:[[紀元前1323年]]から[[紀元前1319年]]頃 - [[紀元前1327年]]から[[紀元前1323年]]頃)は、[[古代エジプト]]第18王朝の[[ファラオ]](王)。[[アメンホテプ3世]]の正妃[[ティイ]](Tiy)は妹。[[アフミーム]]([[:w:Akhmim|Akhmim]])の出身とされている。
 
第18王朝の王族の一人であり、[[アメンホテプ3世]]の時代から王家に仕えてきた古参の臣。両親である[[:w:Yuya|イウヤ]]と[[:w:Tjuyu|チュウヤ]]はともに神官であり、自身も神官として経歴を積み、[[ツタンカーメン]]の治世にあっては[[アメン]]大神官の地位にあった。ツタンカーメンの死後紀元前1327年頃(または紀元前1324年頃)、[[アンケセナーメン]]と結婚し王位を継ぐ。妻としてはこの以前に[[:w:Tey|テイ]](Tey)がいたが、即位時にはすでに死別している。なお、[[ネフェルティティ]]をテイとの間の娘とする説もある。
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==ツタンカーメン暗殺について==
ツタンカーメンを暗殺したとの説は[[世界ふしぎ発見!]]などでも唱えられた。この番組においては、当時著名だった霊能者がエジプトに赴いて霊視を行い彼をツタンカーメン暗殺の犯人と断定するという内容の回や、彼とホルエムヘブがエジプトの神々の前で裁判にかけられるという内容のミニドラマも放映されている。
このときアイは太った禿頭の老人として描かれ、徹底的に悪役としての役回りを割り振られた挙句、[[アヌビス]]神の審判で有罪にされるという結末を迎えている。
 
また、[[夢枕獏]]原作・[[岡野玲子]]作画の[[陰陽師 (漫画)|陰陽師]]第13巻にもアイによるツタンカーメンの殺害が描写されている。
 
アイがツタンカーメンを暗殺したという明確な証拠は存在せず、これのドラマは俗説に基づく創作であることは言うまでもない。
 
[[里中満智子]]の漫画[[アトンの娘]]では、むしろ情勢によってやむを得ず王になった、権力欲の無い老人として描かれている。
 
{{Commonscat|Ay (pharaoh)}}
{{先代次代|[[ファラオ|古代エジプト王]]|134代<br>前1324年頃 - 前1320年頃|[[ツタンカーメン]]|[[ホルエムヘブ]]}}