削除された内容 追加された内容
ノートでの合意から削られた部分を修正
同意文と違う表現を修正
24行目:
中国の史書によると、夫余の言語は高句麗と同じとされ<ref>『[[三国志 (歴史書)|三国志]]』魏書烏丸鮮卑東夷伝 高句麗「東夷舊語以為夫餘別種,言語諸事,多與夫餘同」、『[[後漢書]]』東夷列伝 高句驪「東夷相傳以為夫餘別種,故言語法則多同」</ref>、[[沃沮]]と[[濊]]もほぼ同じとされる<ref>『三国志』魏書烏丸鮮卑東夷伝 東沃沮「其言語與句麗大同,時時小異。」濊「言語法俗大抵與句麗同,衣服有異。」、『後漢書』東夷列伝 東沃沮「言語、食飲、居處、衣服有似句驪。」濊「耆舊自謂與句驪同種,言語法俗大抵相類。」</ref>。一方、東の[[挹婁]]は独特の言語を使っていたとされ、夫余の言語と異なる<ref>『三国志』魏書烏丸鮮卑東夷伝 挹婁「其人形似夫餘,言語不與夫餘、句麗同」、『後漢書』東夷列伝 挹婁「人形似夫餘,而言語各異」</ref>と記される。ここで2つの言語系統が存在することがわかるが、夫余語が現在のどの系統に属すのかについては古くから論争があり、現在に至ってもよく解っていない。
 
*'''ツングース語系説'''…日本の研究者による仮説や事典では、[[粛慎]]系の[[靺鞨]]や[[勿吉]]とともに夫余も[[ツングース系]]であるとされており<ref>
*シロコゴロフ著、川久保悌郎・田中克巳訳『シロコゴロフ 北方ツングースの社會構成』(1942年、岩波書店)p285-p287「鳥居龍蔵氏は彼らを北朝鮮の強国、夫余及び高句麗の建設者と見做し、彼等をツングースであろうと考えている。」
*『白鳥庫吉全集 第4巻』(1970年、岩波書店)P536「『穢貊は果たして何民族と見做すべきか』穢貊の言語には多量のTunguse語に少量の蒙古語を混入していることが認められる。想うにこの民族は今日のSolon人の如く、Tunguse種を骨子とし、之に蒙古種を加味した雑種であろう。」