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{{出典の明記|date=2011年10月}}
'''潜熱'''(せんねつ、{{Lang-en|latent heat}})とは、物質の[[相]]が[[変化]]するときに必要とされる[[熱エネルギー]]の総量である。通常は[[融解]]に伴う[[融解熱]]と、[[蒸発]]に伴う'''[[蒸発熱]]'''('''気化熱''')の2つをいう。潜熱の概念は[[1750年]]に[[ジョゼフ・ブラック]]が導入した。
 
物質が[[固体]]から[[液体]]、もしくは液体から[[気体]]に[[相転移]]するときには[[吸熱]]が起こり、逆の相転移のときには[[発熱反応|発熱]]が起こる。
 
[[水]]分子が水面から[[大気]]中へと蒸発する場合(十分な量の液体の水があると考える)、水分子は相転移して気体となるが、この際吸熱が起こる。その結果水面に接する大気は周囲の大気よりも低温となって多くの[[水蒸気]]を含む。水を水蒸気に変化させるためには[[エネルギー]]が必要であるため、液体の水はそこから蒸発する水蒸気によって熱エネルギーを奪われている、つまり熱を吸収しているのである。逆に水蒸気が水や[[氷]]に変化するときには、水蒸気が持っているエネルギーが[[顕熱]]として[[凝縮]]や[[凝固]]が起きる表面で放出される。
 
== 再生冷却 ==
気化潜熱を利用して冷却する方法。多くの冷凍機や冷房装置に使用されている。
 
 
== 関連項目 ==