「ヘレネー」の版間の差分

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Hyodoko (会話 | 投稿記録)
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しまあじ (会話 | 投稿記録)
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イーリオス陥落の際、[[トロイアの木馬|木馬]]の中にいたメネラーオスは、デーイポボスの館に駆けつけてデーイポボスを殺した。そしてヘレネーも殺そうとするが、恋情やみがたく殺すことができなかった。ヘレネーはメネラーオスと共にスパルタに帰った。
 
後日談では、再びスパルタの王妃として、かつての求婚者たちの許しを得て平穏に暮らしたとされる。また、別の話ではアガメムノーンの息子[[オレステース]]によって殺されたとある。オレステースは、密通の果てに夫アガメムノーンを殺した母クリュタイムネーストラーを自らの手にかけたあと、叔母であるヘレネーを『父アガメムノーンを10年に及ぶ戦争に連れ出し、家族崩壊の原因を作った不義の女』として成敗した。ギリシア悲劇でもしばしば扱われたが、三大作家の一人エウリーピデースによる悲劇『ヘレネー』が現存している<ref>{{Cite book| title = 細井敦子訳『ヘレネー』:ギリシア悲劇全集『第8巻 エウリーピデース4』所収 | publisher = 岩波書店 | year = 2007年 | isbn = ISBN 4000916084 }}</ref>[1]
 
[1]細井敦子訳『ヘレネー』:ギリシア悲劇全集『第8巻 エウリーピデース4』所収 岩波書店、2007年ISBN 4000916084<ref>http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/qsearch<references/>
== 脚注 ==
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== 関連項目 ==