「メジャー・デビュー (音楽家)」の版間の差分

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==メジャー流通のインディーズ==
===当初の定義===
発売元が[[日本レコード協会]]に入会していないインディーズ・レーベルであるにもかかわらず、販売元が協会の会員社であることをもって「メジャー・デビュー」と称する例が見受けられるが、それはあくまでも'''メジャー流通のインディーズ'''であり、'''メジャー・デビューと称するのは誤り'''であった
 
当時、本当にメジャー・デビューを果たしたのか、それとも流通をメジャーに委託しているだけのインディーズであるかを見分けるための方法としては、CDのパッケージを確認するというものがある。CDのパッケージの「発売元」に、[[日本レコード協会]]正会員の社名が記載されていなければ、それはインディーズでありメジャーではなかった
 
仮に「販売元」に日本レコード協会正会員の社名が記載されていたとしても、「発売元」が正会員でなければ、それは販売元が発売元から流通を受託したものにすぎない。当然ながら、そのアーティストは、メジャー・レーベルの公式サイトにも所属アーティストとして記載されることはない。したがって、インディーズ・アーティストのメンバーや所属レーベルの関係者がメジャー流通をもて「メジャー・デビュー」と称し場合は、レーベルや音楽家のマーケティング戦略上の[[Wikipedia:大言壮語をしない|大言壮語]]であることが疑われる
 
ただし例外として[[トイズファクトリー]]がある。同社は元々日本レコード協会正会員である[[バップ]]から独立したレコード会社であるが、独立直後はバップの子会社であり流通もバップに委託していたため、バップ傘下のレーベルとして扱われた。そのような歴史的経緯からトイズファクトリーのみは日本レコード協会に入会してはいないが、当初からメジャー・レーベルとみなされてい
 
なお、メジャー・レーベルが複数のインディーズ・レーベル所属・レーベル無所属の音楽家の作品を集めて1つのメディアに収録する[[オムニバス]]盤を企画・制作することもあるが、この様なオムニバス盤への収録・参加のみである場合には一般的にはメジャー・デビューとは見なされなかった
 
===現在の定義===
この状況が最初に崩れたのは1997年にジャニーズ事務所が自社所属アーチストのCDを発売するジャニーズ・エンタテイメントを設立したことである。ジャニーズ・エンタテイメントは当初日本レコード協会に加盟せず(現在も準加盟)、委託流通という形でCDを発売した。従来の定義で行くと[[KinKi Kids]]をはじめとするジャニーズ系アイドルがすべてインディーズアーチストということになってしまうため、当初は「CDデビュー」と表現し、のちに日本レコード協会正会員経由で流通をしている場合には「メジャー」であるという定義とすることでこの矛盾を回避することとなった。
 
そのため、現在では'''販売元が日本レコード協会正会員社であることをもって「メジャー・デビュー」としている'''。
 
==日本と欧米におけるメジャー・レーベルの違い==