「石器時代」の版間の差分

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== 旧石器時代 ==
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旧石器時代は、200万年前から紀元前1万年の間とされている。地質学的にいうと、人類が絶滅した動物と共存していた更新世に属する。また、[[ホモ・ハビリス]]が石で道具を作り始めた時期でもある。考古学的にいうと、打ち欠かれた石の道具である打製石器という単純な石器を使用して[[狩猟採集社会|狩猟・採集生活]]を営んでいた時代でもある。
 
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== 中石器時代 ==
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紀元前1万年~紀元前8000ないし6000年頃の期間で、[[氷河]]が後退しはじめ気候が温暖になったため[[植物]]が繁茂し、[[動物]]が増えるなど、[[人間]]が[[採集]][[狩猟]]で食物を得やすくなった。日本列島においては、細石刃の出現が指標となる。
 
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== 新石器時代 ==
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地域によって違うが、[[オリエント]]では紀元前8000年頃に、中米や[[メソポタミア]]では、紀元前6000年頃に始まった。
地質学的にいうと、人類が現生動物と共存する完新世に属し、磨かれた石の道具である磨製石器を主な道具としていた時代でもある。この頃になると[[土器]]の使用、農耕や家畜の飼育が始まり、自給自足の生活へと変わっていったことから「[[新石器革命]]」とよぶことがある。しかし始まりの時期が違うように、生活様式は、地域で大分違っていた。例えば日本の[[縄文時代]]も新石器時代に位置づけられるが、日本で農耕が発達するのは縄文時代中期以降であり、牧畜は縄文時代を通じて存在しなかった(日本は、石器時代から近世まで南九州や南西諸島を除き牧畜が発達しなかった点で特異である)。