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'''不正炭素原子'''(ふせいたんそげんし)とは、ある分子の中のある[[炭素]]原子が他の4個の原子集団と結合しているもの。
多くの[[元素]]について言えることだが、
[[原子]]は他の原子と結合して[[分子]]を作ることができる。
原子同士は共有結合を用いて結合するが、
ひとつの原子が作れる共有結合の数([[価数]])は元素によって異なる。
 
多くの[[元素]]について言えることだが、[[原子]]は他の原子と結合して[[分子]]を作ることができる。原子同士は共有結合を用いて結合するが、ひとつの原子が作れる共有結合の数([[価数]])は元素によって異なる。
炭素原子の価数は4であり、
[[単結合]]であれば4個の原子と結合することができる。
 
ある分子の中のある炭素原子の価数は4であり、[[単結合]]であれば4個の異なる原子集団と結合していがでる。
その炭素原子を'''不斉炭素原子'''という。
 
例えば[[アミノ酸]]の一種である[[アラニン]]は不斉炭素を持っている。図の中央の炭素原子は4個の異なる原子集団、すなわち[[水素]]、[[メチル基]]、[[アンモニア基]]、[[カルボニル基]]と結合しているので不斉炭素である。
図の中央の炭素原子は4個の異なる原子集団、
すなわち[[水素]]、[[メチル基]]、[[アンモニア基]]、[[カルボニル基]]と結合しているので
不斉炭素である。
 
[[画像:Ala-stick.png|Alanine]]