「個人の尊厳」の版間の差分

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==国際法における「個人の尊厳」==
[[1945年]]([[昭和]]20年)に調印・発効した[[国際連合憲章]]は、「基本的人権と人間の尊厳及び価値と男女及び大小各国の同権とに関する信念をあらためて確認」するとして、人間の尊厳(個人の尊厳)を基本原理としている。
 
また、[[1948年]](昭和23年)に[[国連総会]]で採択された[[世界人権宣言]]も、前文で「人類社会のすべての構成員の固有の尊厳と平等で譲ることのできない権利とを承認することは、世界における自由、正義及び平和の基礎」、「国際連合の諸国民は、国際連合憲章において、基本的人権、人間の尊厳及び価値並びに男女の同権についての信念を再確認」するとし、1条で「すべての人間は、生れながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。」と定めて、個人の尊厳を基本原理としている。
 
[[1966年]](昭和41年)に採択されて[[1976年]](昭和51年)に発効した[[国際人権規約]]もこの流れを受けて、「経済的、社会的及び文化的権利」を定めたA規約、「市民的及び政治的権利」を定めたB規約のいずれも前文で、「これらの権利が人間の固有の尊厳に由来することを認め」るとしている。
 
==日本法における「個人の尊厳」==