「三酸化二ヒ素」の版間の差分

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== 薬としての利用 ==
亜ヒ酸は毒性が強い一方で、古くから[[悪性腫瘍]]や[[皮膚病]]の治療薬として[[漢方薬]]として使われてきた。また、[[サバルサン]]として[[梅毒]]の治療にも用いられた(現在は使用されていない)。これは亜ヒ酸のもつ[[細胞毒性]]を利用したものであると考えられる。ヨーロッパでも[[ヒポクラテス]]が皮膚病に使用したという記録があり、近現代においても[[抗がん剤]]などの[[レジメン]]が進歩するまでは[[白血病]]の唯一の治療薬であった。
 
最近では、[[レチノイン酸]]抵抗性の[[急性前骨髄球性白血病]]の治療薬として亜砒酸製剤が、2004年10月に[[厚生労働省]]に承認された。