「ユナイテッド航空629便爆破事件」の版間の差分

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乗客の身辺を捜査した結果、[[連邦捜査局|FBI]]は母親が搭乗していたデンヴァー在住の23歳の[[ドライブイン]]経営のジョン・ギルバート・グレアム([[1932年]][[1月23日]] - [[1957年]][[1月11日]])を逮捕した。母親に大きな紙袋を手渡す所を目撃されていたためである。当初は母親にプレゼントした手芸用品だと主張したが、デンヴァー市内で事故前に販売した事実がないことを突きつけると、一転して自白した。
 
その自白によれば、母親のデイジー・キング夫人の荷物に[[ダイナマイト]]25本と起爆装置を仕込んだもので、2週間電気店でアルバイトして、装置の政策制作に必要な電気技術を習得したとの供述であった。犯行目的は母親にかけた総額37500ドルの[[生命保険]](空港内の保険自動販売機で購入。1枚25セントの保険証書6枚。彼女の署名がないため効力がなかった。なお同州では事件を契機に販売禁止になった)と彼女の財産であった。
 
航空機爆破と言う手段を選んだのは、事故を装い犯行の露見を避けるためであったが、結局科学捜査により全容が解明された。コロラド州の裁判所は、母親に対する殺人罪のみでグレアムに有罪を宣告し、[[1957年]][[1月11日]]、[[ガス室]]による死刑が執行された。