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絶世の美少年として知られる[[イリオス|トロイア]]の王子[[ガニュメーデース]]がゼウスによって神々の給仕係に任命されたため、ヘーベーは任を解かれた([[ヘーラクレース]]との結婚に伴いヘーベーは給仕係を引退したともいわれる<ref>『爆笑ギリシア神話3』</ref>)ヘーラーはこれに対しゼウスに抗議したが、ゼウスは応じることなく、ガニュメーデースの姿を天上に写して[[みずがめ座]]とした。
 
英雄ヘーラクレースが入神した際、彼が人間であった時代に様々な嫌がらせをしてきたヘーラーは、最愛の娘ヘーベーをヘーラクレースの妻として与え、義理の息子とすることで(実を言うとヘラクレスはゼウスの息子なので元から一応、義理の息子である)、両者が和解したことを他の神々に納得させた。後にヘーラクレースの息子達が[[エウリュステウス]]に迫害を受けた際には、ヘーラクレースの従者にしてその息子達の庇護者だった[[イオラーオス]]を若返らせてエウリュステウスを討ち取るのに助力している。また、ヘーラクレースとの間にアレクシアレースとアニーケートスという二柱の息子を儲けている<ref>フェリックス・ギラン『ギリシア神話』</ref>
 
その一方では、幼い者を成長させる事も可能である。英雄[[アルクマイオーン]]が[[カリロエー]]と結婚する以前に結婚していた[[アルシノエ]]が、アルクマイオーンにカリロエーが自身がアルクマイオーンと結婚した際に渡された、結納品の宝物である首飾りを取り返そうとした事を怒り、父[[ペーゲウス]]の息子たちににアルクマイオーンを殺させた。それを知ったカリロエーはペーゲウスを憎み、たまたま彼女と浮気しようと近づいたゼウスに自分の幼い子供達を大人にするように願う。それを聞き入れたゼウスはへーベーを遣わして子供達を成長させ、子供達は父の敵を討った。
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* ロバート・グレイヴズ 『ギリシア神話』 一巻本 紀伊國屋書店
* アポロドーロス 『ギリシア神話』 岩波書店
* フェリックス・ギラン 『ギリシア神話』 [[青土社]]
* [[シブサワ・コウ]] 『爆笑ギリシア神話2』 [[コーエー|光栄]]
* シブサワ・コウ 『爆笑ギリシア神話3』 光栄